三つの目:虫の目、魚の目、鳥の目

物事の真理を理解するには三つの目が必要だと言われています。
すでに聞いたことのある人もいるかもしてませんが、成るほどなあと思うのでちょっとご紹介します。
ひとつには虫の目です。
真理は細に宿るとの言葉もありますが、虫のように細部にまで目を行き届かせる必要があります。

次に魚の目です。
魚は常に水の流れを見ながら動きます。
そのように世の中というか、全体の流れを読む目も必要です。
最後は鳥の目です。
鳥は上空から全体を見降ろし、獲物や着地点を探します。
要は俯瞰的な目線が重要ですということです。

以上の3つの目で物事を見ればその真理がわかり、判断を間違えないということです。
しかし、この三つの目を備えている人というのはそうそういないのではないでしょうか。
私自身で言えば、魚の目はマスコミ時代に多少は身につけることができ、鳥の目は社長業の20年間で鍛えられたような気がしています。
ただ、私の弱点は虫の目が欠けていると自分では自覚しています。
細かい心遣いや決まり事の順守、詳細な部分のミスの発見等が私の苦手とするところであり、これによる失敗も数々あったと反省しています。
まさに有為注意ですね。

したがって私のようなタイプは虫の目を持った人をサポーターに迎えると上手く回転するわけです。
一方で、虫の目だけが勝ちすぎると重箱の隅を突っつき過ぎて、相手がやる気を無くしてしまったり、重箱そのものを壊すことにもなります。
魚の目が勝ちすぎるとただ流行を追っかけるだけ、流行に振り回されて自分を見失う慌ただしいだけの人になりがちですし、鳥の目が過ぎると細部を見逃し、蟻の一穴から全体を崩壊させることになります。
要はバランスなのですが、自分の長所や欠点を知って、それを補いより価値ある自分を創り上げていくという観点でこの3つの目による自己分析は有意義だと私は思っています。

一方で自分が欠落している目を補う人を周囲に重用することでバランスを取ることもできるわけです。
居心地がいいからと言って同じ目のタイプの人ばかり集めるととんでもない失敗を繰り返すだけになります。
自分の性格や能力の分析の手法のひとつとして一度やってみてください。
一般的にコンピュータシステムで長年プログラムに従事してきた人は虫の目は鍛えられると思います。
一字一句間違えないようにしないとシステムは動きませんから・・
一方で魚の目、鳥の目は鍛えられにくい目だろうと思います。
営業の人は自然と魚の目が鍛えられる職種だと私は思いますが、虫の目が苦手になりがちです。
逆に言えば、これら苦手の目を鍛えることができれば鬼に金棒というわけです。
是非一度、三つの目の視点で自己分析してみてください。


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