幸せって、なに?

先日読んだ著名な脳科学者・茂木健一郎さんの本から脳の話をしたいと思います。
それは「脳の中には人それぞれに設定された幸せ度の目盛りがある」という話です。
宝くじを当たった人の追跡調査結果があります。
それによると宝くじに当たれば一気に幸せ度トップの人生を謳歌できると誰もが思っているのですが、実際当たった人たちは、その時は幸せ度が上がるのですが一年以内に元の値に下がってしまったそうです。
「当たった時の感動と幸福感」を完全に忘れてしまうそうです。

こんなデータもあります。
米国人の個人所得はこの50年間に2.5倍になったが、人の幸福感は50年前と変わらない。
経済誌「フォーブス」で高額所得者リストに挙げられた人の4割が、平均的な米国人より幸せ度が低い。
財産やら地位で幸せ度が決定するわけではなさそうです。

では、急に不幸に見舞われたらどうか。
下半身マヒになった人達の調査結果では、その時は悲嘆に暮れて幸福度は下がるのですが、一年経つうちに足が動かなくなる前の幸せ度まで再び上昇したそうです。
何を経験しようと人はそれぞれ設定された幸せ度に戻ると言われています。
ただし例外が3つあり、配偶者を失った場合、慢性的な失業状態にある場合、極度の貧困状態にある場合は、以前の幸せ度に戻らなかったり、あるいは戻るのに時間がかかるそうです。

どうなろうと幸せ度が設定されているのであれば、頑張っても頑張らなくても一緒じゃんと思うかもしれません。
人の幸せ度の設定は、調査によると先天的な面ももちろんあるのですが、後天的な部分が50%を占めていることがミネソタ大学のリッケン教授の調査チームによって明らかになっているそうです。
つまり幸せ度の設定はどんな人でもある程度変えることができるということです。
その設定を変えるポイントはいくつかあるのですが、まず、「ネガティブ思考の一掃」あるいは「何事にも(感謝の気持)愛情表現を忘れない」「目標を持って脳に眠る才能を開拓する」等々あるのですが、驚いたことに、かなりの部分で稲盛さんの京セラフィロソフィと通じる面があります。

それはともかくとしても、では一旦幸せ度を設定し直した人は、、向上心を忘れてその設定度に止まるだけなのではないかという疑問を持つのですが、ネガティブ思考を一掃し、脳内にプラス思考の回路ができあがると、人は目標への挑戦意欲等が高まり、その人のエネルギーが拡大する方向へと左右し、より幸せ度を高めて行くことができるのだそうです。
従って今どんな環境にある人でも今の現状を受け入れ感謝し、幸せだと感じることができればどんどん幸せ度は上昇していくことになります。
茂木さんはこれを幸せの引き寄せの法則と言っています。
逆に言えばネガティブ思考を一掃できない人とか傲慢な人とかは、自ら幸せの設定度を引き上げてしまい、ずーっと不幸を感じたまま生きて行くことになります。
これは自らの不幸感が不幸を引き寄せるわけです。
結局、幸せか不幸かは自分の考え方次第ということですが、改めてマイナス思考というのは本当に百害あって一利なしだとつくづく思い知らされました。


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