有意注意は自らを守ってくれるフィロソフィ

昨日、全国一斉に学力テストが小中学校で行われました。
ご存知の通り、当社は学力アップ君という地域で統一テストの結果を共有するシステムをASP提供している関係もあり興味を持ってニュースを見ていました。
びっくりしたのは愛知県刈谷市のある小学校がテストの実施日を23日の今日だと勘違いし実施しなかったというのです。
あきれてものが言えません。
やむを得ず、テストは本日実施するようですが、テストはするがその小学校の62人の生徒の結果は反映されないそうです。

それはそうです。
だって今朝の新聞にすべてのテストが掲載されています。
これを見ていれば100点満点です。

何故、こんな全国ニュースになるような失態をその学校はしたのかと言えば、教頭先生が実施日を一日勘違いし、学校の年間スケジュールもその勘違いのまま掲載し、学校全体の勘違いにつながったとのことです。
Wチェックの体制もなかったようです。

さて、この失態を皆さん、あほやなぁ~って笑えますか。
誰でもこの種の勘違いはやりがちです。
ただ、思うにこの教頭先生は多分、日頃からこの種の小さなミスはしていたと思います。

まさに有意注意の欠如がこの教頭先生の命とりになったわけですが、私は最近つくづく思うのですが、これは日頃の訓練で鍛えられるのです。
机の整理整頓、挨拶、自分の体調管理、決まりごとの順守、服装、これらに関してフィロソフィでも指摘しているのですが、これらを日頃から意識して気にかけていると有意注意が身についてくるのです。

稲盛さんが社員の机の上の書類の置き方まで直したという逸話がありますが、机の整理整頓ができないと仕事の感性まで鈍るという稲盛さんの教えが最近理解できるようになってきました。
ましてや食べ物なんか机の上に置いているというのは問題外です。
会社の床にごみが落ちていてもなんとも感じないようではダメなのです。
服装が雑なまま会社に出てくる。
外見は中身の一番外側なのです。

私はなんとか会社の中をきれいにしたいと思ってごみを拾ったり、片づけたり気にするようになったのですが、きれいな会社というのは人と同じでちゃんとした仕事をするという会社だと外部に知らしめているのだと思います。

つまりこうした小さな約束事、小さな常識ができていない人は、自分で私は仕事はいい加減にしていますと宣言していると同じなのです。
日頃そう思っていると段々、自分の雑さがわかり、色々自分の行動に自分でチェックが入れられようになりました。
もちろんまだまだですがね。

でもこうしたことを意識していないと、いつか刈谷市の教頭先生のような取り返しのつかない失態をやらかします。
まさに有意注意とは仕事どころか人生の失敗、失態から自分を守ってくれるフィロソフィだと思います。
そしてその訓練は日頃の些細なことの順守を積み重ねることで身に着けられるのです。


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