もうダメだが仕事の始まり

仕事には常に厳しさがつきまといます。
燃えるような闘魂が、盛和塾の合い言葉ですらあります。
ちょっとでも気を抜けば足元をすくわれます。
最後の最後まで粘り抜く執念のような気迫がビジネスで成功するには欠かせない資質と思います。

先週の入札で営業のFさんが足かけ2年に渡って追っかけてきた案件を落札することができました。
実はこの案件、その前日には万事窮すと思われました。
というのも工事が伴う案件でどうしても工事業者に入ってもらわないといけないのです。
紹介を受けていた大阪の業者に見積もりを依頼していたのですがその金額は工事費だけで200万円でした。
瞬間的に私は高いと思いました。
でも私がその金額がわかったのは入札の前日朝でどうにもならず、一旦はあきらめよかとも思いましたが、ダメもとで県内のいつもお願いする工事業者に聞くだけ聞いてみようと思いなおしました。

Fさんもまだ朝早かったのですが、その業者に連絡を取り、強引に現地調査に引っ張り出しました。
その場で見積りをもらったわけですがその金額はなんと60万円弱。
半値6掛けです。
そうなると大阪の業者の設定費の60万円という見積もりもおかしいとなります。
これも時間もないし仕方ないかと思ったのですがFさんが機転を利かせてネットで操作マニュアルを手に入れ、Tさんに見てもらい40万円もあれば十分という結論でした。
こうして落札金額を割出して受注にこぎ着けたわけですが、結果論的にはもう百万ほど乗せても当社で落札することができました。
もったいないことではありますが、これも取ったから言える話で入札は何度やっても悩ましいものです。

一方で、最初の大阪の業者の見積金額をベースに入札金額を出していると当社が利益ゼロで札入れても勝てなかったことも事実です。
最後まで諦めずに粘って粘って最善を尽くすことがやはり大切なのだと思い知らされました。

仮に入札で負けても粘る人は粘ります。
かって当社が落札した入札で2番札のM社の部長さんがその日のうちに当社を訪ねてこられたことがあります。
用件は落札したパソコン約400台を自社から引いてくれとのお願いです。
当社の仕入れ金額より必ず1%下げるという条件でした。
当社としての仕入先への信用がありますとその場で断りましたが、敵ながらあっぱれな根性だとその人が好きになりました。
以来、その人とは長い付き合いになりました。

いずれにしても今回、粘り腰を発揮してくれたFさん、Sさんの営業の二人とそれにおつき合いしてくれた開発のTさんに心から感謝です。
仕事は最後まで粘り抜く、投げてはダメ。
まさに「もうダメだが仕事の始まり」なのです。


システム研究所
お客さまのために、社員のために。
ソフト開発、ホームページ制作、パソコンサポート、パソコン教室 などITを通して喜びを提供する企業
株式会社システム研究所

i-通販
ネットショップの受注管理や送り状の通販システムでお困りの皆様。
i-通販(アイツーハン)は、操作ラクラク、業界最安値、無料キャンペーン実施中。
クラウド対応なので即日利用可能、多彩なシステム連携、カスタマイズOK!
電話サポート無料対応。

カテゴリー: ブログ   パーマリンク

コメントは受け付けていません。