海を渡るフィロソフィ

先日、皆さんご存知のお通り、盛和塾の中国杭州における大会に参加してきました。
その内容はフィロソフィの社内輪読会等でも報告した通りなのですし、NHKのクローズアップ現代でも取り上げられていたので見られた方もいるかもしれませんが、大会においてこんなことがありました。

昼休みに会場内の放送で「財布の落し物を中国人ボランティアが拾いました。
場所は会場2階エリア。お心当たりのある方は申し出てください」一瞬えっと思い
ました。
ここは日本じゃない、中国人が財布を本当に届け出たのか!?
そしてすぐに中国人・盛和塾生達から大きな拍手が起きました。

杭州大会のテーマは「心を高める 経営を伸ばす」です。
稲盛経営哲学を学ぶ中国人として当然のことをした中国人ボランテイアへ、共に学ぶ中国人達が誇らしげに賛同の拍手をしたのです。
日本では当たり前のことですが、如何に盛和塾とは言え、私は中国での稲盛哲学の浸透度はまだまだだろうと思っていました。

中国にはまず自動販売機がありません。
そんなものを置けばすぐに破壊されお金を取られてしまうからです。
だますより、だまされる方が悪いという土地柄です。
でも、稲盛哲学を学ぶ中国人塾生たちの素晴らしい発表を聞いたこともあり、私はちょっと中国人への偏見を持ちすぎていたかもしれないと反省しました。
そして普遍的な考え、人間として正しい考えは、民族、国を超えて広まるのだということも同時に感じました。

最近も中国の食品加工会社のずさん生産実態が問題になっていますが、利己的で、ずるい、人をだますような経営をしている限り、中国企業が我々日本企業に本当の脅威を与えることはないでしょう。
でも、稲盛フィロソフィを学び、他人に良かれの利他的な経営を展開する企業が台頭してくると、日本企業にとってはかなり手ごわい相手になるでしょう。
私たちもうかうかしていられない、もっとフィロソフィを学び、かつ実践しなければいけないと思って中国から帰ってきました。


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