報・連・相はビジネスの基本

報・連・相は、テレビのＣＭのギャグになるほど、ビジネス上の基本中の基本です。
これが出来ていれば、ビジネスマンとして一流と言えるでしょう。
別に難しいことではないようにみえて、なぜ、これができない人が少なくないのでしょうか。
シスケンフィロソフィにもある通り、帰社してまず、「報・連・相」すべき内容はないかどうか確認するということが習慣化されていないからだろうと思います。

私が「報・連・相」が身についたのは、新聞記者時代です。
新人時代、取材を終えて帰社すると必ずデスクの横に立たされて取材内容を根堀り、葉掘り、聞かれます。
まだ、私自身の記事構成力、及び作成能力が弱いものですからデスクは私が記事を仕上げてから赤ペンを入れるのは大変ですからデスクは私を逆取材して、記事の方向性を定めようとするわけです。
私の頭の中が空っぽになるまで聞かれますから、これが毎日続きますとさすがに私も帰社途中の車の中で整理し、要領よく報・連・相することができます。
そうすると時間も早くなり、私は即座に記事に取り掛かることができるようになります。

この癖がついて新人３年目ぐらいで国体取材班のキャップを任され、その段階で は駅のホームを歩きながら、タクシーに乗りながらでも記事を書くことがなんなくできるようになっていました。
結局、地道な作業を習慣化させてくれた新人時代の上司のお蔭げなのです。
帰社する途中の車の中で、本日の報・連・相を考える癖をつけることです。
逆に、新人に接する上司は、自分が帰社したら、あるいは新人が帰社したら、「今日の報・連・相は何か」と声をかけることです。
双方がこれを毎日繰り返すことなのです。
そして大事なことはどんなに慌てていても、忙しい時ほど、この癖を絶対に後回しにしないことなのです。