無私と利他

利他の心というとピンと来ない人は結構いると思います。
利他という言葉自体、当社に入って初めて聞いたという人も少なくありませんので、この意味するところ理解し、かつ実行するとなるとなかなか大変だと思います。
私もつい利己的に考えていて、あっ、ダメだダメと反省しきりです。

でも、私心のない判断をする、というとどうでしょうか。
京セラフィロソフィでは、「私心のない判断を行う」と「利他の心を判断基準とする」という二つの項目があります。
先日の盛和塾福井での輪読会でこの2項目の違いについて議論が及びました。
私心がないということは無私ということ、利己的じゃないということだから、結果利他的だということに等しいという意見がありました。
一方で利他の前にまず自分のことばかり考えてしまうという思考の在り方を変えるということだから、まず無私があって次に利他、つまり無私<利他と考えていいのではないかという二つの意見に分かれました。

私は後者の考え方なのですが、いずれにしても判断の際に利他的に考えなさいというより、私心を捨ててまず考えなさいと言う方がわかりやすいということでは一致しました。
仮に自分の上司が自分の立身出世ばかり考える人で、部下の手柄は自分の手柄、自分の失敗は部下の失敗というような人では誰もついてきませんよね。
むしろ自分を捨てて、時には部下の失敗も自分の責任とカバーしてくれえる上司なら信頼しますよね。
さらに時には心から自分のことを考えて厳しくしかってくれる上司こそ、本当の上司でしょう。

営業で言えば自分ところの宣伝ばかりで売り込みばかりの営業マンはきらわれますよね。
誰も自分が可愛い、自分のために考え、動いてしまいます。
でも、利他とまで言わなくとも一度自分を横において、つまり捨てて考えると道は開けるかもしれません。
私心を一旦はずす、これが利他的に判断できるようになる大切な要素だと思います。


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