稲盛さんと私達ではど真剣さがまったく違う!!

シスケンフィロソフィのⅢで「大家族主義で経営する」があります。
京セラフィロソフィにも入っている項目です。
でも、私達が考えた大家族主義と実際に稲盛さんが考えて実行していることとはこれほどに違うのだということを先日、ある本を読んでいて思い知らされました。

「京都の円福寺には京セラの従業員のお墓というのがあるとお聞きしたのですがこれは従業員を家族のように思う気持ちからできたものなのですか」とのインタビュアーに答えて「そうです。(中略)従業員はみんな、自分の日常や健康のことも顧みないくらいに一生懸命、会社のために頑張ってくれている。
そういう人達と亡くなった後も一緒にいたいと。
現世で兄弟のように仲良くやってきたみんなと、死んでしまったらばらばらになるのではなく、ずっと一緒にいられるお墓
があってもいいんじゃないかと思って、従業員たちに聞いてみたんです」
「すると、自分は田舎の実家のお墓に入ることになるけれど、もし仲間と一緒にいられるそんなお墓があったらうれしいですねというように、大勢の従業員が賛同してくれました」

(中略)

「ただ、京セラが従業員のお墓というものを作ったことが新聞に載ったら、いろんなところから非難がありました。
人によって宗教は様々だ。
なにも仏教だけではないとか、京セラの社員であればその墓に入らなければならんのか。
生きている間も会社に縛られ、死んでも会社の墓で縛られるのはかわいそうではないか」
「ご遺族が希望する方にだけ、それも分骨して入ってもらうお墓です。
と言ったのですが、そういう非難がありました。
でも私としては、本当に苦労をわかちあって仕事をしてきた仲間たちは、来世でもみんな幸せであって欲しいという気持
ちが強かったのです」

(中略)

「ここで年に1回、慰霊祭を行っています。また、その後、ご遺族と食事会をしなくなった仲間のお膳を出して、お酒を注いで元気なころに一緒に飲んだように酒盛りをしております。(中略)創業期からおられた古い方もいらっしゃいます。
70歳以上になったいまでも毎年お見えになるご遺族の奥様もおられます。
ここで皆さんとお目にかかると、主人が生きていた時のことを思い出しますと、おっしゃってね。心の底から、従業員のお墓を作って良かったと思っています」
盛和塾で学ばせていただいていますが従業員の方のお墓まであるとは私はまったく知りませんでした。
正直、唖然とし、強いショックを受けました。
お墓には稲盛さんが書いた碑文があり、その文章も掲載されているのですが、私はそれを読んで涙が止まりませんでした。
同時に自分を恥じました。
私ごときが理解した大家族主義経営と稲盛さんが実践している大家族主義経営では月とすっぽん、天と地ほど違う。

当社もこうしたお墓が作れる会社になりたいと思いますが、どうみても年齢的に私が一番最初に入りそうだから、社長と一緒じゃ嫌だと言われそうで、本当に私はまだまだなぁ~と、反省してます。
少しでも稲盛さんのような心境になれるよう精進したいと思っていますので、どうかよろしくお願いします。


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