仕事と利他の心の関係

盛和塾福井のフィロソフィ輪読会で「利他の心を判断基準とする」の項目皆で輪読していたのですが、何回も読んだ項目でも毎回、不思議なことに新たな気づきがあります。
今回、私が新たに気づかされたのは「この世では森羅万象あらゆるものが共生し、共存していかなければなりません。
自分も生き、相手も生かす。
つまり、地球にある生きとし生けるもの、すべてのものが一緒に生きていけるようにすること、それが利他なのです」とのくだりです。

「共生し、共存していかねばならない」これって商売の基本と言われる三方良しにつながりますよね。
さらに「地球にある生きとし生けるもの、すべてのものが一緒に生きていけるようにすること」これは、企業としての意義でもある世のため、人のために通じます。
つまり商売としての基本も、企業の存在意義も、利他の心とイコールなんだということです。
利他というと私達はなんか構えてしまい、難しくとらえがちですが、お客様のため、世の中のために、ビジネスに真面目にいそしむこと自体が実は利他行なのだということです。
仲間のためにつくすことも、狭い意味での利他行だとも稲盛さんは言っています。
利他という言葉は仏教から派生していますからどうしても小難しくとらえてしまいますが、利他行だと鯱ばる必要はなく、同じ仕事をする仲間のために、お客様のために、世の中のために自分は何をすべきかと意識して仕事をしていくこと自体が尊いのです。

話は変わりますが「ありがとう」という言葉も実は仏教からです。
こんな御釈迦様の逸話から来ているそうです。
「阿難よ、百年に一回海の底から浮かび上がってくるカメがいる。
一方、大海に漂う穴の開いた一本の丸太がある。百年に一回、浮かんできたカメがたまたまその丸太の穴に首を突っ込むというようなことがあると思うか」と御釈迦様は弟子に問います。
当然、弟子は否定します。
「そうだよ。でも人として生まれるということはそれぐらい難が有ることなのだ」この難有るが中国の漢字で訳されるから有難、有り難いになり、今のありがとうになったということだそうです。
話はそれたかもしれませんが、人として生まれることすらそれだけ尊いのですから、そのことに感謝し、私達はそれだけ世間のお役に立つ仕事をしなければならないということではないでしょうか。


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