私たち夫婦はNHKの朝ドラ「あさが来た」のファンでして、ただ、放映時間には私はすでに会社で仕事をしているので土曜日の午前中、BSで一週間分をまとめて見るのが日課になっています。

その朝ドラでファーストペンギンという言葉が出てきます。
主人公の白岡浅子、女実業家として、さらには日本女子大学の創始者の一人として活躍した明治時代の広岡朝子をモデルにしているのですが、その主人公を五代友厚役のジェーン・フジオカが「あなたは日本のファーストペンギンだ」と叫びます。
男尊女卑の時代にあって、女性の社会進出の先駆けとなった女主人公の生きざまがまさにファースペンギンだと言ったわけです。

ペンギンは単に可愛いだけでなく実に興味深い動物です。
一列になってちょこちょこ歩く姿が愛くるしいですが、テレビで見たのですが、通路の真ん中に障害物を置くと二手に分かれるのかと思いきやどちらか片方をちゃんと一列の隊列を組んで歩きます。
これは危険な氷の海を歩くときに身に着けた習性で、どこに穴や亀裂が走っているのかわからないので縦一列になって歩き、最悪でも先頭の一匹の犠牲で止めるという極寒の地で生きるペンギンならではの知恵なのだそうです。
海に飛び込む時も必ず縦一列の隊列です。
まず、先頭のペンギンが飛び込み、敵がいないか、異変がないかと確認した上で、次々と飛び込んでいきます。
こう言いますと先頭を歩くペンギンはリーダーなのかと思いがちですが、この先頭を歩く役は交替制なのだそうです。
なぜならリーダーに万一のことがあっては群れはパニックに陥りかねないからで、ペンギンって賢いですね。
さらに面白いのは猛吹雪を避けるために大きな団子みたいな塊になって烈風から身を守るのですが、これはよく見る光景ですが、私はいつもこの映像を見ると、一番はじのペンギンは可哀そうやなと思っていました。
ところがです、実はこの塊は動いていて、順番が入れ替わっており、一番外のペンギンも徐々に塊の中心の方へ組み込まれていきます。

私はこれをテレビで見て、それこそビックリポン、ペンギンってすごいと感心してしまいました。
因みに日本猿も同じように団子になって寒さをしのぐのですが、中心にいるのはボス猿で、序列が低い猿ほど外側に追いやられていきます。
その配置が変わっていくことはありません。
どうやら猿を境に、猿から進化した人間まで他者を思いやって皆平等に寒さをしのぐという知恵をなくしてしまったのかもしれません。
生きていくための知恵とは言え、仲間のために命をかけているのがペンギンです。
自分が良ければそれでよしの利己的な人間に比べればペンギンの方が余程利他的で立派に見えませんか。
人類はペンギンに学ぶべきかもしれませんね。


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