先日、盛和塾本部の稲田理事の講演を金沢で聞きました。
稲田さんは早くから大阪での盛和塾の活動に加わり、稲盛塾長の弟子的存在の経営者の一人です。
ファミリーイナダというマッサジチェアーのメーカーを経営しており、一代で世界トップシェアの会社に育て上げました。

実に興味深い色んなお話が聞けたのですが、そのうち今朝はダム式経営を取り上 げます。
ご存じ松下幸之助の経営理論ですが、私もこれまで会社の研修会等でも取り上げ てきましたが、ダム式経営の真髄を教えていただいた気がしました。
私の理解はまだまだでした。
ダム式経営はダムのように普段から少しづつ水(資金)を貯め、必要に応じて チョロチョロと流して使うというような余裕のある経営をしなければならないというものですが、稲田氏はこれは常に勝ち戦ができる経営体質を有するという深い意味があると説きます。
企業の寿命は昔30年、今は10年です。
こうした厳しい経営環境の中で50年、さらには100年と企業を存続させようとすれば常に新規事業に挑戦する必要に迫られます。

そこまでいかなくとも新商品や新サービスの提供は移り変わりの激しい昨今、日常的な企業活動と言えます。
その際、資金に余裕がある企業は借入無しで新しいことに挑戦できます。
多くの企業は借入を起して臨みます。
両者の違いは明らかで後者が前者に勝つのはかなり困難です。
さらに後者は一歩間違えば無理な投資が企業倒産という事態を招きかねません。
世の中何が起きるかわかりません。
昨日までの主力商品が新たな競合商品にあっという間に乗り換えられ一気に市場から消えていく。
今はそのような時代です。
このような時代だからこそ損益計算書だけ見ての経営ではダメだ、B/S重視の経営をしなければならないと、稲田さんは説きます。
わかってはいたつもりですが、損益計算書に偏重していたと反省しました。
ダム式経営は余裕のある経営、筋肉質の財務体質をもたらし、B/Sも格段に良くなっていきます。
だからダム式経営は常に勝ち戦ができる経営体質を培うことになるのだというわけです。
なるほどと思いました。
私はそこまで考えが至りませんでした。
当社は目標に「100年、200年と続く企業になる」というのを上げていますが、私は今、経営理念に永年企業という表現を入れたいと思っています。

今年も新入社員の採用の時期がやってきましたが、新入社員を入れるということは、その人はどう考えているかはわかりませんが、会社としては最低でも40年後までは存続していなければなりません。
その後も若い社員に入社してもらうのであれば企業は永遠に存続し続けなければなりません。
それが責任ある経営ということなのだろうと思います。
そのためにも勝ちパターンの経営をもたらすダム式経営を実現させなければなりません。
ダム式経営は当社にとって大切な経営戦略なのです。
従ってメンバー全員が経営マインド有して効率と生産性を追求するというアメーバ経営を導入し、高収益企業への脱皮がどうしても必要となります。
当社は常にそのことを経営方針に掲げ、高収益企業を実現させ、“ダム式経営”の確立を目指していきます。


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