常に明るく

以前のフィロソフィにもどんな時も明るく頑張るといった意味のことは入っていたのですが、今回の改定ではこれだけ抜き出して強調しています。
己の心の器量を大きくするためには心を磨かなければなりません。
では、心を磨くにはどうしたらいいのか。
そのための第一歩が常に明るくなのだと思い至りました。

物事を明るく前向きにとらえる気持があって、次の感謝の気持ち、さらに謙虚反省へと続いていくことができます。
さらにその先には利己を抑制し、利他的に考えられるようになる調和の感覚が待っており、これが最終的には宇宙を司る意思との調和へと覚醒していくのだろうと私は理解しています。
不遜にもそこまで行けたらいいなあと思っていますが、それもこれも常に明るく受け止める心がないと近づくことすらできません。
そのために我々凡人の場合は、なんでもかんでもこじつけでもいいので、前向きに受け取るプラス思考を習慣づけることが欠かせないのです。
人から不幸と思われるような局面でも良かったと考える、あるいはまだましだと考える思考パターンが不可欠なのです。
大難が来たら小難だと喜ぶ、小難が来たら無難だと喜ぶ、無難が来たらラッキーだと喜ぶ、仮に小さなラッキーが来たら自分はなんて幸福なんだと神に感謝する。
この思考力が実は自分の気持を変えるきっかけになるのです。
例えば先週の東京出張の帰り、赤坂での用事を終わり午後3時でしたが、なんとか急げば3時33分の新幹線に間に合うかもしれない。
T役員と一緒に先を急ぎ、いつも待たされるみどりの窓口もすんなり入れて切符の変更もできて、余裕で予定より早い列車に乗れた。
上手くいったな、ラッキーだった、これで早く家に帰れると喜んだ。
そしたら名古屋付近で新横浜ー小田原間の沿線で火事があり、上下線とも新幹線はストップとの社内放送が流れました。
米原駅は突然のダイヤの混乱で人でごった返していましたが、もし新幹線を早くできなかったら私達も足止めをくらい、帰宅は深夜になっていたと思います。
私は大、大、ラッキーじゃないか、私はついている、なんてありがたいことだと神様、仏様に感謝しました。
笑うかもしれませんが、稲盛さんは物事をいいようにとらえて、ひたすら感謝せよと言っています。
私にとってはその実践の具体例がそんな感じになります。

ヒトの脳は実に勘違いしやすい、単純的な思考回路を有しているそうです。
喜んでいると私のご主人様は喜んでいる、感謝している、幸せなんだなぁ~と思い込む。
これが習慣化されると幸福感が心に常駐してくれるようになり、足るを知る思考が身に付いてくる。
足るを知る思考が感謝や謙虚さをもたらし、利己的要素を排してくれるわけです。
問題はこれを嫌なことや上手く行かない時でも、さらには不幸が舞い降りてきた時でもやれるかどうかです。
新幹線の例が逆で火事によって足止めをくらったとすれば、まだ良かった、事故に巻き込まれたわけではなかったし、今日中に帰れることでもありがたい、というように腐ったり怒ったりせずにとにかくいいように解釈することです
ましてやちょっとのことでついてない、自分は不幸だと思うことはご法度です。
脳は私のご主人は不幸な人なんだと思い込み、ありがたいことに次から次へと不幸の種を引き寄せて来てくれます。
私もかって、今から思えば些細なことで腐ったり、自分の人生にはツキがないと嘆いていた頃があります。
何をやっても上手く行かないような気がしました。
そうではないのです。
上手く行かない思考回路を自分が習慣づけてしまったことがその一番の要因なのです。
それをある自己啓発本で気がつき、さらに稲盛フィロソフィで強く実感し、私の思考回路は徐々に変わってきたような気がします。
常に明るく。
心を磨く道程はこの項目から始まることを是非、心に留めておいてください。


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