「土俵の真ん中で相撲を取る」とは。

私は自分の性格は結構ビビり症だと思っています。
そういうとよくそんな人が脱サラして起業したりしますかと言われます。
確かにそうなんですが、私もわからないのですが、時々、大胆なことを平気でやったり、大勢の人の前に出ても少しも上がることはない。
でも、間違いなく私は心配症というか、ビビり症だと思います。
これまでも人生のいろんなシーンでそう感じてきましたし、ゴルフなどでもこれを決めなきゃというパットの前は心臓はドキドキ状態です。
新聞記者時代も常に原稿と締め切り時間に追われる毎日に耐え切れず、常に1,2本、書きだめ記事を持っていないと安心できませんでした。
それが習い性になって土壇場でバタバタするのが嫌で、常に仕事は早目、早目に片づけていくのが私の習慣となっています。
時間にも遅れるのではないかとハラハラするぐらいなら早めに行って待っている方が余程ましというのが私の性格です。
ですから人から見ればせっかちに見えるかもしれないし、どうしても人に対しても、遅い仕事ぶりだとイライラ感が顔に出てしまったりします。

私の悪い点だと思っているのですが、この「土俵の真ん中で相撲を取る」を読むとまさに我が意を得たりの気になります。
のんびり構えていざとなったら土俵際だと慌てる人を見ると、それぐらいならもっと早くから準備をしておけばいいのにと、私には理解できません。
私の嫁は完全にこのタイプです。
タイプが違うから私たち夫婦はここまで持ったのかもしれませんが、時々彼女が見せる土俵際での素早い準備完了に舌を巻くこともあります。
私生活ならそれでもいいかもしれませんが、仕事はやはりこの土俵の真ん中でするのが基本だと思います。
当社は25年間、一度も資金繰りで窮したことはありません。
ビビり症の私ですから資金繰り表は常に余裕をみておかないとそれこそ夜も眠れないからです。
たまに銀行の人からなんでこんなに預金を積んでおくのですかと言われますが、 イザ鎌倉の時にお金がないからと仕事が取れないのでは困るの一念からだけです。
最近は少し減らしてもいいかなぁとは思っていますが、これまで資金繰りに窮せずに、よくある手形が落ちないと年の瀬に大騒ぎするパターンを経験せずに済んだのもビビり症のお蔭だと最近は思うようになりました。

仕事における心配症やビビり症はマイナスではなく、土俵の真ん中で相撲を取っているということなのです。
心配して結局何もしない、ビビッて一歩を踏み出せない、これはダメです。
これは完全にマイナス思考のなにものでもありません。
転ばぬ先の杖、これが土俵の真ん中です。
そしてそれは完全主義へとつながっていくのです。
のんびり構えて、余裕をかまして、土俵際でバタバタする人はたまに打っちゃり的に仕事ができることはあっても、永遠にいい仕事はできないし、周囲の信頼を得ることもありません。
是非、土俵の真ん中で相撲を取るのだという意識の重要性を理解し、仕事においての心構えとしてください。


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