ダム式経営論

もう何度も話している内容ではありますが、この項目は京セラフィロソフィには ない項目ですが、今回、シスケンフィロソフィに採用しました。
大事な経営方針だと思っています。
ここに書かれている通り、勝ちパターンをもたらす経営論であり、当社の目標である経常利益10%以上の高収益企業の実現や高い内部留保の裏付けとなる大切な理論だからです。
私が稲盛和夫さんの名前を知ったのもこのダム式経営にまつわる逸話がきっかけです。
すでに何度も皆さんにはお話ししましたが、確か新聞だったと思うのですがそこに掲載された内容です。
その新聞の名前も時期も忘れてしまいましたが、その内容だけは克明に覚えています。

ある時、「経営の神様、松下幸之助、ダム式経営を語る」と題した講演会が大阪で開かれます。
まさに立志伝中の経営者、松下幸之助の講演会です、会場は5百人の定員一杯の人で溢れます。
ダム式経営とは単純に言ってしまえば余裕のある時にダムのように資金を蓄え、必要に応じてちょろちょろと水を流すように金を使いなさいというごくごくまっとうな、ある意味普通の理論です。
そのような自論を展開した後、質問が会場から出ます。
「ダムの必要性は十分にわかりました。でも、そのダムが造れないから私達は苦労しているんです。ダムの造り方を教えてください」
松下幸之助はしばらくう~んと考え込みます。
会場が水を打ったような静寂に包まれた後、松下幸之助はポツリとつぶやきます。
「それはそう思わんといけませんわなぁ」思わず会場からは失笑が漏れたと書かれていました。
しかし、5百人の聴衆の中でただ一人、「そうか、まず思わんとあかんのや。そやな。今日はいい話を聞いた」と高揚感を持って帰った人がいます。
これが若き日の稲盛和夫です。

この逸話は盛和塾でも有名で塾長の著書の中でもその時の思い出がよく語られており、事実だったのだと思います。
私は丁度その頃、新聞社を辞めて転職し、自己啓発の本なんか読みながら自分を変えたいと悪戦苦闘していた頃でもあり、思いの大切さや強さを理解し始めていたこともあって、そうだよなぁ、出来ると思わんと何も始まらんわなと大いに触発された記憶があります。
そして京セラの稲盛さんってすごい人なんだ、素直な人なんだと感心したものです。
私はそれから数年後に独立し、さらに10年近く後に盛和塾に入ることとなります。


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