常にコスト低減、生産性向上

このことは仕事に向かう私達の根本的な心構えを説いています。
安くていいものを提供していくことが私達の大切な社会貢献です。
「そんなことはない。ぼろもうけしている会社もある」と、考える人もいるでしょうが、心配しなくともそんな会社は長くは続かないのです。
早晩、ライバル会社により安くていい製品を出されて淘汰されます。
その企業が生き残ろうとすれば、さらに安くていいものを生み出すか、別の市場に転換していくか、別の商品を生み出すしかありません。

現代は特に変化のスピードが激しい時代です。
商品も、それを生み出す企業も”賞味期限”は短くなる一方です。
だからこそ常にコスト低減、生産性向上なのです。
箱根駅伝ではありませんが、まさに一秒を削り出すような努力をした者だけが生き残れるのです。
時には常識を覆すような発想の転換も必要になります。
かつての工場現場は少しでも作業者の作業導線を短くして、どれだけ生産効率化を進めるかしのぎを削りました。
実際、中小企業診断士の現場研修ではストップフォッチを持って作業の短縮化のための測定をさせられました。
今はあらゆる改善活動の末、ロボットにAIを組込み、ロボットに改善活動をやらせる最先端工場まで出ているようです。
私には最先端を行っているというIT企業が実は一番生産性という視点では遅れていると思えてなりません。
こういう場合、必ず既存産業をぶち壊すのはまったく別の業界から新規参入してきた人達です。
そうならないために私達自身が自らの常識を破壊しなければならないのです。
破壊と創造はセットです。
常に創造的な仕事をするという項目の次にこの項目が来ているのは、実はそのような思いが背景にあるからなのです。


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