”すりこぎ”の心

道元禅師の言葉に次のようなものがあります。
「身を削り、人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し」
すりこ木は目立たないけれど自分の身を削りながら人のために尽くすということ教えているそうで、すりこぎになぞらえて利他の心を説いているわけです。
ご存じの通り、大本山永平寺には大きなすりこぎが吊るされていますが、これはそこから来ているということです。
我が身を人の為にすりこぎのように削れるかと言えば、私たち凡人にはとても無理だと言わざるを得ません。
でも、私はトップとして皆さんのために常にそのような心境であらねばならないと、利己に走りがちな我が心に言い聞かせるようにはしています。

実際に皆さんのための行為をできているかどうかは甚だ疑問ですが、少なくとも自らに言い聞かせ、それが出来ているかどうか反省することは100%ではないかもしれないけどかなりできるようになったと自分なりに思っています。
そのように自分が感じ始めてからですが、少しづつながら自分の周りでいいことが起きるようになった気がします。
それは悪いことでも少しでもいいように思う様にしよう、ひたすら感謝しようと言い聞かせているから単なる私の勘違いや思い込みかもしれません。
それでもいいのです。
自分の周りで起きる事象のすべては自分の心の反映だからです。
最近読んだ盛和塾の機関誌の中で、稲盛塾長の素晴らしいコメントが掲載されていたので紹介します。
我々の人生の目的は自分自身の魂、その本質である“真我”の浄化、純化、深化をするためにある・・我々の人生は自分自身を磨くためにあるのだという風に考えるべき・・その中で最も大事なものは「善行を積む」ことです。要するに「利他行」です。それを簡単に言うと世のため、人のために尽くすということです・
・・自分の心の中に現世で生きる目的を明確に持つと何をするにも迷いがなくなります。つまりその目的に合った生き方そのものに迷いがなくなり、確信に満ちた人生を歩むことができるのです。

歌舞伎俳優の海老蔵さんの奥さんが亡くなり、闘病生活をブログで公開していたこともあっていろんな感想やコメントが発せられていますが、気の毒でもあり、なんと神様は非情だとも思いますが、彼女は最後まで一生懸命に生きた人だと私は思います。
私も社員の皆さんのため、会社のため、社会のために一生懸命に生きたと確信をもって言える人生を歩みたいと思っています。


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