「有意注意の人生でなければ意味がない」

「有意注意の人生でなければ意味がない」この中村天風の言葉を最近は忘れ気味だと、先日の陸上の日本インカレの運営に携わりながらそう思いました。
桐生選手が9秒台を出した時の舞台裏は先週お話しましたが、目の前で競技を見ていてつくづく思ったのは、一つの失敗も許されないという緊張感でした。
スタータや審判員は当然ですが、記録係や機材の運搬をするボランテイア、さらに観客まで一つのミスも許されない。
パーフェクトでなければなりません。
何故観客もと思うかもしれませんが、審判長がOKの手を挙げたのを確認してスターターが「オンユアマークス」次に「セット」と言ってからピストルが鳴るのですが、この間、競技場はスタンドも含めて水を打ったようにし~んと、静まり返ります。
咳払いひとつありません。
トラック周辺には実はかなりの人がいるのですが、スマホを鳴らすような不注意の人はいません。
日本インカレの決勝もスタート直前に大きな音でも鳴っていたら9秒台は出ていなかったかもしれません。

この緊張感を心地よく感じながら有意注意という言葉を思い出していたわけです。
パーフェクトを目指してみんなが黙々とその役割を果たしている。
緊張感の中でも張り詰めた充実感がありました。
だらけて無意注意でただ流れに任せているだけの人生では意味がないという中村天風の教えは正しいと思いました。
服装がだらしない人は人生もだらしなくなっていきます。
何事にもテキパキと凛とし、意と気を配って生きていく。
充実した人生を過ごしたいと思われる方は是非、有意注意であるべきです。

私もまだまだだらしない点も多く、自分の意識を張り詰めて生きているわけでは
ありませんが、できなくともそう有りたいと思うこと、有意注意でパーフェクトを目指して努力することが大事なのだと思っています。
せっかちな性格を改める、特に注意しているのは人の話をじっくりと聞く、立ち話で報連相は受けないことなどです。
仔細なことも聞き漏らさず深く考えるように注意しようとしています。
まだまだですけど。
それでも物の見方や考え方が変わってきたような気がします。
年を取ってきて、物忘れが多くなってきた我が身を振り返りつつ、改めて有意注意の意義を噛みしめました。


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