利他の心をなぜ判断基準としなければならないのか

11月のシスケンフィロソフィ研修会では利他の心を判断基準にするを取り上げて勉強しました。
大事な項目なのでもう一度おさらいします。
結論から言います。
自分の人生や仕事が上手くいかない、人間関係が上手く回らないという人がいるとすればそれは利己だからです。
利他の心を持てるようになればすべて上手く回り始めます。
それだけのパワーを利他の心は持っているのです。
もちろんすぐに結果はでないけど、というか自分は利他だと思っていても案外独りよがりの利他だったりするのと、いいことをしたからと言ってその人の持つ運命と干渉し合ってすぐに結果はでないのです。
でも私の本当に大したことのない経験ですが、5年でぐらいで少なくとも何らかの変化というか、結果的なものが出始めるような気がします。
塾長は30年、下手すれば来世と言っていますから、これは私の根拠のない感覚ですけどね。
ただし、その過程で何度も試がくる、その人の覚悟が問われるような気がしますけどね。

そもそもなんで利他を判断基準にしなければならないのか。    
それは判断を間違えないようにするためです。
何故、判断を間違えないのか、広い視野・視点で判断が下せるからです。   
何で広い視野で判断できるのか。    
利己は自分しか見ていない、利他は相手を思う、つまり相手を見ようとすることで対象が広がり一段広い視界をもって見れる、考えられる。
相手のことを思う、相手の立場に立って考えるということは、その人の心に余裕を生みます、思考の間が生まれるんですね。
余裕があるから利他になれるのではないのです。
例えば混んだ電車の中で踏ん反りかえって座っている人、他人を思いやれる人は少しでも座れるようにと席を詰めてスペースを空けようとします。
デンと座っている人は別に心に余裕がないわけではないでしょう。
心の感性の問題です。
相手を思う心の余裕の差が現れるのです。
そうすると相手は喜ぶ・支持してくれる、仕事は相手も世間も受け入れてくれる。   
だからことはうまく運ぶ。
幸せを感じる、つまり自分が嬉しくなる。
これこそが自利利他です。
増々その人は利他的になっていく、ここに運命も好転し、人生が上手く回り始めるというプラスのサイクルが出来上がって来るわけです。

利己は全くその逆を行くことになります。
自分の心の中だけで欲がとぐろを巻いてぐるぐる回っているだけです。
だから悩みがつきず、たとえ能力が高い人でも最終的には何をやっても上手くは行かないくなっていきます。
最近、この歳になって利己心の持つ怖さがようやくわかるようになってきました。
稲盛さんを見ているとその心のプラスのサイクルを完璧に身に着けた人だと、先日の大阪での例会に参加してそう確信しました。
しかもそのサイクルが半端なく大きいからより絶大な成果を次々と生み出しているのだと思います。
つまり利己から利他に変化していくということは、1対1の利己、この場合の1対1とは自分対自分です。
それが1対Nへと変化する。
Nの相手は家族、仕事先の担当者、相手の会社、さらに地域、国、世界、地球、宇宙というように広がっていったのが稲盛さんのような気がしてなりません。
まさに相手、Nは無限大なのですが、我々凡人はそれが家族とかせいぜいが会社の仲間や友人程度にとどまっているので、サイクルはそれほ大きくならない、利己心は半分以上その人の心を占めるということになる。
利己心100%の人よりはましですけどね。

陽明学では利他の心を自分の心を開く、公共性といっているそうです。
まさに公にするとはここから来ているのですね。
ですから本来、公共性を有するということは利他でないとダメなんです。
仕事で相手とは、一般的にはお客様ということなのですが、それは世間に通じますから、家族や友人よりはるかに広がります。
つまり大きな公共性を持つということになります。
だから真面目に、利他の心を判断基準に仕事をする人はそれだけサイクルが大きくなり、素晴らしい成果を得ることができるのです。
仕事は自分の心を磨いてくれる精進の場ですよと塾長が言っている真髄がここにあるのだと思います。
ですから半端な気持ちでお客様のためになんって言ってはダメなのです。
心からそう思わないと。
ましてや自分の都合、自分の思いだけの仕事をしてはいけないのです。
せっかくの自らの心の成長の芽を自分で摘むことになるのです。
もちろん私もまだまだです。
でも、自分の心を開いて、会社ももっと社会に役立つ存在にしたいと一生懸命考え、戦略を練り、実行に移し、皆さんの物心両面の幸せのため、社会ために頑張るのが自分の役割だと思っています。
理屈っぽくなったかもしれませんが、大事なことなので是非、わかってい
ただきたいと思います。


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