思わぬことはかなわない

稲盛塾長が企業経営の要諦として必ず触れるのが、まず、その事業の意義を確立し、そのことが成功する強い願望を抱き、誰にも負けない努力をすることだということです。
私の好きな言葉に「思わぬことはかなわない」があります。
この言葉は盛和塾で学ばせていただく前から好きな言葉でした。
これまでも何度もこの朝礼で取り上げています。
まずはこれをやるんだ、成し遂げるんだと思はないことには話になりません。

この言葉を知ったのは私が20代の時だった思うのですが、当時の広島カープのクローザーで大野という選手がいました。
若い人はほとんど知らないでしょうね。
彼は自分自身を非常に小心者でビビり症だと言っており抑えを任せると言われた時、自分には無理だと思ったそうです。
周囲の評価もその通りで、1年目のシーズン、防御率135というとんでもなく不名誉な記録を持っていました。
そんな彼が考えたのが毎晩寝る前にイメージトレーニングをすることでした。
9回裏最終回、ツーアウトフルベース、バッター王、カウントはツーストライクスリーボール、要するに絶体絶命のシーンです。
そのシーンで相手が苦手の外角低めのコーナーギリギリずばっと投げ込んで空振り三振に取る。
これを何度となく繰り返して彼はそのイメージを潜在意識に刷り込んだのです。
そして実際に試合で成功し、今なお連続セーブの日本記録保持者であり、松井秀喜をもって「大野さんの玉は一生打てない」といわしめた大投手となりました。
この大野投手が精神鍛錬のために愛読していた本の中に出てくる言葉が「思わぬことはかなわない」という言葉だったのです。
そして稲盛塾長に出会い、心や考え方、思いの大切さを学ぶに従い、この言葉が益々好きになりました。
ですから私が一番嫌うのはフィロソフィを実践できているかどうかよりも、そもそも実践しようと思っているのかということです。

本当に心から自分はこうありたいと思っていますかということなのです。
今期から本格的にアメーバ経営が始まりましたが、アメーバには予定と実績があります。
私が重視するのはまず予定を立てるに際して時間当たりをこれぐらいにもっていってチームを黒字化しようと思ったかどうかです。
そして黒字化のための道筋をこの場合はこうだ、ああだと色々とイメージしたかどうかです。
そして月がスタートした後も、その過程において実態に合わせて次々をイメージ実現のための方策をあれこれ考え、手を打ったかということです。
実績はその結果でしかありません。
チームの成果はリーダーが描くイメージの強さで決まるのです。
さらにそのイメージを自分だけでなくチーム全員が共有化し、ベクトルを合わせれば結果はさらによくなっていきます。
イメージを口に出すことによって言霊となって自分だけでなく全員の心に浸透することになるからです。
従ってリーダーは誰よりもプラス思考でなければなりません。
月の頭でリーダー自らが暗いイメージを持ってしまっては終わりです。
もちろん努力、あるいは他チームの支えも必要ですが、思いが強い人は努力も上がりますからことは成就しやすくなるのです。
思いが強い人は他チームにもそれが伝わりますから他チームの人でも「なんかしなければ」という気になるわけです。
思いも弱く、当事者感に欠け、他人事のように思っている人に女神は永遠に寄ってこないのです。
自分の周囲に起きる事象すべて自分の心の反映なのです。
今一度、自分が思うことの重要性を皆で心に刻みましょう。


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