運命はその人の性格に宿る

盛和塾の機関誌で稲盛塾長がこの言葉を紹介しています。
運命は確かに存在しているが不変ではない、その人の心の在り様や言動でその運命は変化していくというわけです。
運気が悪い時でも善きことを行えばそれほど悪いことばかりでなくなり、運気がいい時に善きことをなせば運気は一層上昇していきます。
結局、因果応報の法則にしたがい運命は変わっていくわけです。

この歳になるとつくづく塾長の言われる意味がわかります。
時には怖いなぁと思えるほど稲盛さんが言っていることは当たっています。
私は若い時、あまりに物事が思い通りにいかないものですから、自分の人生はついていないとずっと思っていました。
不安にかられて一体俺の運命はどうなっているんだと占いにはまったこともあります。
占いに頼りたくなるほど若い時は悲観的になっていたのですが、それが結婚を機に自分の人生に対する責任感のようなものが芽生え出してから、少しずつ歯車が好転しだしたような気がします。
私の場合、結婚が人生のターニングポイントだったと思いますが、それも今にして思えばということです。
稲盛塾長は少年時代は結核を病み、中学受験、大学受験に失敗し、就職もまったく畑違いの焼き物の会社になり、しかも給料がいつも遅配するというオンボロ会社で、同期入社は次々と会社を去り、最後は自分一人となります。
悲嘆にくれて毎夜毎夜、近くの小川の土手で”ふるさと”を歌い、遠い生まれ故郷鹿児島に想いを馳せたと言います。
その歌声を聞いた同僚たちは「今夜も稲盛が泣いている」と言ったそうです。
そこからいつまでも腐っていても仕方がないと腹を決め、セラミックの世界に寝食を忘れるほど没頭していき、その過程で後に稲盛フィロソフィと呼ばれる人としての生き方の真髄をつかみ取り、今日の成功を手にしました。

自分のことしか考えないでいれば、その人はしょせん自分の世界だけで生きていくしかなくなります。
他者を思い、さらには社会を思う人はもっと広い世界へと発想を広げ、努力を重ねて実際に他者や社会に貢献することで運命も好転していきます。
先週、「人は己を愛することで失敗する」という西郷隆盛の言葉を紹介しましたが、結局、いつまでたっても自分を愛することしかできない性格ゆえに自分だけの世界で生きてる人か、もっと広い世界で世のため人のために生きる人かで運命も別れるのです。
私はフィロソフィを大切にしなければならないと思うのは、その二つの違う世界を常に自分に自覚させてくれるからなのです。
あぁ今の思考は利己の世界、もっと利他的に思わないといけないというようにです。
つまりフィロソフィを自分のものにできるかどうかが自分の性格を決めていき、最終的には運命すら左右するということなのです。
フィロソフィにはそれだけの力があります。
どうか皆さん、自分の人生を大切にしたいのであれば、共にこの会社で仲間を思い、お客様を思い、世の中への貢献を願い、自分自身の心をきれいなものにしていきましょう。
当社はそれができる会社であり続けたいと思っています。


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