上に立つ人の要諦「任して任さず」

当社にとっての新しい期が始まりました。
28期になります。
後2年足らずで節目の30期を迎えます。
途中、決算月を動かしている期があるので当社にとっての正確な30周年は平成33年の春ということになります。
その時には元号は平成から別の呼び名になっていますけど。
いずれにしても2年と8カ月ぐらい先ということになりますが、バブル崩壊直後の激動の時代にこの会社を立ち上げた私としてはここまで来たかと、感慨深いものがあります。
一方で新しい期に入り、新たに1人が部長クラスのマネジャーに昇格し、2人が課長クラスであるリーダーに昇格されました。
また、2人がいわゆる課長補佐クラスのサブリーダーに昇格されました。

こうした管理職に対する心得を稲盛塾長は端的に言い切っています。
「任して任さず」
部下を育てるために仕事や権限をある程度任せることは必要です。
でもそれは丸投げであってはならない。
この言葉にそうした意味が込められています。
任すけど、任せっきりにしたのでは人は育たない。
見守り、時々チェックを入れ、確認をし、時に軌道修正する。
一方、山本五十六は次のような有名な名言を残しています。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
次に「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
さらに、「 やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

これには多くのフィロソフィ項目が含まれています。
率先垂範、リーダー側の地道な努力、信頼関係、感謝の心などですが、全体を通して貫いているのは部下への深い愛情です、つまり利他です。
リーダーにとっての重要な資質はその人自身の業務遂行能力はもちろん必要ですが、それ以上に求められるのが素晴らしい人間性に基づく信念だということです。
偉そうな言い方になるかもしれませんが、これがなければ人の上には立てません。
上司は部下が抱える悩みや問題を共有し、それを乗り越えるモチベーションを図らなければなりません。
人は知恵や能力があるから問題を乗り越えられるのではありません。

まず、乗り越えたいと思うかどうかです。
乗り越えたいと思えば問題を徹底的に追求して、解決をしようという力が働きます。
だからなりたいと思ったところにいけることができるのです。
だから目標を設定して頑張れよではダメなのです。
それは達成できる、できるはずだというエネルギーを注入することが上に立つ人の大きな役割なんだと思います。
そのために部下への愛情、深い観察、意識の共有、思いやり、粘り強い信念等々が上に立つ人には求められるのです。
そのために塾長は任して任さずと言い、山本五十六は、言い聞かせよ、褒めてやれ、話し合って耳を傾けて認めてやり、感謝の心で接しなさいよといったのだと思います。
今朝のフィロソフィは目標を周知徹底するを取り上げたいと思います。


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