一番の学習効果は人に教えること

盛和塾生で当社の客先でもあるS社のS社長さんから、学習の違いによる1カ月後の効果継続に対して、次のような説を教えてもらいました。
まず、「聞くだけ」の場合、成果が残るのはわずか5%だそうです。
次は「読書」で10%、「視聴覚教育」が20%、「実験学習」が30%、「グループ討議」が50%なんだそうです。
実験やグループ討議なんかは高そうですがそれでも30%や50%でしかない。
高いのは「自ら体験する」で70%、最も高いのが「他人に教える」で90%なのだそうです。
人に教える事が一番効果が上がるというわけです。
これは2000年前の孔子も言っているそうです。

だから教え合う、聞きあう関係が現場で起こる、そういう職場は活性化するのであり、会社内で互いに教え合う関係が構築できるかどうかは、お互いが学び合い、成長していくということに大きく貢献する。
盛和塾の学び方はまさにそれに当たると彼は強調していました。

盛和塾では、互いが同じ哲学・考え方を共有していますから、誰かからきついことを言われたとしても、今この人は私のことを思って大善の気持ちで言ってくれていると思えるので叱られながらもありがたいという感謝の思いが心の中で広がっていくわけです。
だからお互いが気持ちよくなり、切磋琢磨的に成長もしていけるのです。
これが考え方が共有出来ていなければ、何を言われても心に届きませんし、それどころか反発が強くなっていくだけです。
その意味では会社においても互いに教え合う、教え合える関係を築かなければいけません。

新人社員にあえて講師の役割を担ってもらうのも人材育成の上では効果的というだけでなく、多少のたどたどしさはあってもそれを暖かく見守ってあげる上下関係、一方で手抜きや準備不足があれば厳しく指摘する師弟関係を築くことにもつながります。
謙虚さと思いやりを持って互いに教え合うことが日常的になっている会社は、まさに人が育っていく、成長していく会社です。
そんな会社は素晴らしいと思いませんか。

フィロソフィによる社内学習を続けていますが、その習熟度は年齢や社歴には関係ないと思います。
若い人でも、社歴の浅い人でも先輩以上にフィロソフィを血肉化し、人間性が高まることで成長している社員の方は少なくありません。
仕事をこなす能力では先輩社員には劣るものの、フィロソフィ的におかしな言動の人がいれば、遠慮なく指摘していただいていいと思います。

それは人に教えることにも通じますから対象となる人のためだけでなく、あなた自身にとっても学習効果を高める作用をもたらしてくれます。
例えそれが社長だろうが、取締役だろうが構いません。
お互いにフィロソフィを学ぶ合う仲間です。
フィロソフィの前には社員全員が平等なのです。


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