人生は常に2つの道に分かれている

稲盛塾長はよく、判断に際して次のように私たちを戒めてくれました。
「難しい道と易しい道、どちらを選ぶか迷った時は難しい道を選びなさい。
その道の方が自分を成長させ、かつ大きな成果が得られる。」

私たちは凡人は九分九厘、易しい道を選びます。
それは苦労をしたくないからです。
つまり自分可愛さに判断基準を置いているのです。
つまり利己なのです。
私は己自身を自分への執着から解き放つことが最も大事なことなのだと、稲盛哲学から学んだのですが、難しい道への選択は己への執着から解放させる選択でもあります。
中国の盛和塾の指導的な立場にある曹さんという方がおられるのですがその人が次のように解説しています。
「天下に難しい事と、易しい事があるだろうか?
努力すれば、難しい事でも易しく為り、努力しなければ、易しい事でも難しくなる」
つまり自己の努力を払うか払わないかの差でしかないわけです。
そして自己努力を払うことを常としている人は成長し、人生の成果を得ることができ、払わない人は成果を得ることはできないだけのことなのです。

お客様との間でトラブルや、自分に無理難題が起きたと思った時、間違いなく難しい道を選択した方が事は上手く収まります。
自分が楽だ、苦労しなくて済むと思った道は結局、より大きなトラブルになったり、お客様の信頼をなくし、その挽回のためにもっと大きな努力を払う目に遭うことになります。
よく企業の不祥事で炎上してしまうのはほとんどこうした楽な道を選んだ結果で起きると思います。
そこまでいかなくとも楽な道か苦労する道か、人生はその選択の連続なのかもしれません。
この仕事を受けると自分が大変な思いをする、なんとかそうならない方法はないものかとか、友人付き合いでも余計なことを言わない方が人間関係をこじらさないで済むとか、その都度、小さな分岐点で私達は選択に迫られるのです。
楽な方へ、楽な方へと進んだ先にはゴールの見えないそれなりの人生しか待っていないのです。
ご褒美のゴールは苦労を重ねた先にしか用意されていないのです。

私も偉そうなことは言えません。
今更ながら我が人生を振り返って、楽な方ばかり選んできたのではないかと反省しかありません。
唯一、この会社を創業する道を選んだ時かなぁと思いましたが、今から考えてみれば、最初は苦労するだろうけど将来は楽できるかもと、利己にまみれた選択だったような気がします。
ですから最初の創業の時よりも、自分は稲盛フィロソフィで創業し直し、会社を作り直す道を選択した時が自分の人生をリセットした瞬間だったような気がするのです。
難しいけど絶対にこれしかない、この選択が間違いで会社がおかしくなっても悔いはないと、オーバーな表現に聞こえるかもしれませんが、そんな思いでした。
ここまで苦労しましたし、これからも苦労は続くでしょうが、この道を行くのが自分の人生だと思っています。
どうか皆さんも仕事において楽か楽じゃないかで選択している自分がいる時は、はたと立ち止まって考えてみてください。
というかほとんどの選択が利己的な楽な基準で選択していると疑ってください。
楽な方には答えはないのです。
本人はゴールを目指しているつもりでも、暗い森の中の道をただグルグル回っているだけなのだと自分で自分の心の弱さに気づくようにしてください。
今朝のフィロソフィは利他の心を判断基準にするです。


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