笑顔は最も美しい紹介状である

中国の盛和塾生で私立学校経営をされている方が次のように言われています。
「礼儀は人の道が外に表れたもので、他人を尊重すれば必ず報われます。」さらに「笑顔は最も美しい紹介状である」

この中国塾生が経営する行知という私立学校の卒業生は企業で引く手あまたなのだそうです。
国が違っても、礼儀作法、笑顔はまさに万国共通、大事なものなのだということがこれでもわかります。
人の道を教えることが本来の教育であると思います。
知識や学力が重視されがちですが、もちろんそれも大切なのですが、どんなに知識が豊富な人間になっても人の道を外れてはなんにもなりません。
知識や学力は人の道をより確かなものにするための補完の役割なのだろうと思います。
ちなみにその学校である教師が５６回、紙くずを廊下にわざと捨てたそうです。
そしてみごとにすべて生徒たちの手によって拾われたそうです。
その学校の教室はきれいに片づけられ、壁は生徒たちの手書きによる絵で飾られています。
その学校の生徒たちのほとんどが、札付きの不良だったり、少年院帰りだったり、孤児だったりという不幸な子供たちだったそうです。
それが卒業する時には行儀作法をわきまえ、笑顔に満ちた若者として中国各地の企業の人気を集めています。
「他人を尊重すれば必ず報われます」は、まさに自利利他を言っているわけです。

中国と言えば金満主義で自分勝手な人ばかりと思っている日本人が多いですが、しっかりとした人間教育をして世の中に貢献されている人もいるのです。
ひどい人も日本の１０倍いるけど、素晴らしい人も日本の１０倍いるのです。
そして「笑顔は最も美しい紹介状である」とは、笑顔があれば紹介状なしでも面接は通るということでしょう。
どんな偉い人の紹介状を持って行っても笑顔が素敵な人には負ける。
リクルートシーズンで様々な新卒予定者にありますが、やはりいいと思う人は笑顔が素敵な人です。
明るい人です。
でも残念ながらそのような笑顔が素敵な人にはなかなかお目にかかりません。
面接という場で緊張もされているというのもあるとは思いますが、なんとなくですが若い方で明るい笑顔の人というのが年々少なくなっているような気がしてしょうがありません。
従って笑顔の人はもうそれだけで財産だと思います。

当社は礼儀正しい挨拶にはうるさい会社で、朝礼で挨拶の練習を毎日していますが、改めて礼儀と笑顔で挨拶の大切さを感じていただけたらと思います。

今朝のフィロソフィは「明るく、礼儀正しい挨拶ができている」です。