有意注意と集中力がすべてを決める!

意識を集中させる、いわゆるコンセントレーションをどう高めていけるか、仕事でもスポーツでもこれが命運を分けます。
稲盛哲学では有意注意という言葉で日ごろから気を込める、神経をピーンと張り詰めるような気持ちで仕事をしなければならないと教えていただいています。
まさに稲盛さんの生き方はそのものが有意注意で朝から真剣に仕事を続けた結果、午後に目が見えなくなることも度々だったと言われています。

『ささいなことでも注意を払って行う習慣がある人は、どんな局面でも集中できるのですが、そういう習慣のない人は、なかなか精神のフォーカスを絞れないのです。』

集中力の弱い私には耳の痛い言葉です。
さらにはその意識の集中が次々と創意工夫をもたらし、企業を発展させるのだと次のようにも言われています。

『一生懸命に働き、一生懸命に考える。常に意識を集中させることに努める。すると、技術も人材もない零細企業であっても次から次へと創意工夫が生まれます(中略)自分に知恵がなければ、知恵がある学者などに聞きに行くなり、知恵を外部に求めようという動きも自然とできるようになる』

考える、それも一生懸命にその一点に絞って考え続けることが大事、それが零細企業の唯一の武器だというわけです。
一点に集中して一生懸命に考えに考えるというのは潜在意識にまで透徹する強い思いとも同じだと思います。
大企業であれば優秀な人たちによる新規開発部隊が組織され、お金もかけて研究開発が続けられます。
お金も人もいない中小零細企業が大企業を羨ましがったり、真似したところでどうにもなりません。

しかし、現実的には新しい時代を切り開く多くの新技術や新商品は名もない中小企業から生まれ、一世を風靡することは珍しくありません。
考えることだけは無制限であり、知恵を絞ることに大企業も中小企業も差はないのです。
むしろ優遇された大企業の人より必死さでは中小企業が勝ります。
織田信長が桶狭間で今川義元を破るようなことが起きるのです。

社員満足度調査なのでもよく新技術開発の部門をつくるべきといった意見をいただきますが、我々中小企業はまずは自分たち自身が知恵を絞り、考えに考え抜くことがなにより重要なのです。
そのために日ごろからの有意注意が大事なのです。
会社やチームの目標についても同じことが言えます。
日ごろからどうしたら目標が達成できるだろうかと日常的に考えているチームと社長か言われた時だけ考えるチームではその差は歴然とします。
目標というものに日ごろからどれだけ気を込めているか、潜在意識にまで透徹するほどの思いを持っているかどうか。
逆に言えば、日ごろから目標なり課題克服にメンバーのベクトルを合わせ、そのことに全員の気を込めていく。
チームリーダーの役割はこの一点にしかないのです。
何事も気持ちの入れ方がすべてを決めるのです。

『優秀、切れ者と言われる人はささいな仕事も気を抜かず、ど真剣に取り組んでいます。コンセントレートして考えることを習慣づけています。だから仕事ができるようになったのです。』

これも稲盛塾長の言葉です。
会社にとっても、個人にとっても有意注意がいかに大切か、気持ちを込めるということがいかに重要か、この言葉でご理解いただけると思います。
日ごろの有意注意が意識の集中力を高めて考える力を育て、そこから創意工夫が次々と生まれ、会社は成長し、その人自身は切れ者となって人生の成功につながっていくのです。
私も偉そうなことは言えませんが、我が社にも注意散漫とか、気持ちがこもっていないと思われる人が何人かおられます。

是非、有意注意を心がけ、次に潜在意識にまで透徹するような集中力、そして湧き出てきた創意工夫への果敢な挑戦、それがあれば今期の目標も必ず達成できるはずです。


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