アメーバ経営の神髄とは!?

アメーバ経営に当社は取組んでいますが、そもそも何故、アメーバ経営と呼ばれるのか。
私が知っている限りでは、仕事に応じてアメーバのごとく柔軟に組織が変化していくからだと理解しています。
そう理解はしているのですが、各アメーバの個別採算管理に主眼がいっており、組織の柔軟性という点は当社ではないがしろになっていました。
というか当社のような中・長期的に開発案件を抱える業務で、仕事に応じて組織を変えるのは難しいと思っていました。

ところが千葉県のある盛和塾生の発表を読んで唖然としました。
この方は美容店を千葉県内で多店舗展開されている経営者です。
私がショックを受けたのは次の一説です。

『店舗ごとに日別で売上予測を出し、理想のシフトを組み、さらに予想できないその日の天候や、スタッフの欠勤などに合わせ、お互いが連絡を取り合い、当日の朝の段階で人を移動し、助け合い、シフトの微調整をするようにしています。もちろん金額を決めて店舗間で売買しています。根底にあるのはお互いに助け合うという純粋な善き思い、利他の思いです。』

さらっと言われているがこれはすごいことだと思います。
この判断の局面で経営層は一切タッチしていません。
アメーバ長同士が自ら考え動いています。
しかも毎日、客の出足を予想しながら、余剰スタッフが出そうな店は忙しくなりそうな店にスタッフを貸し出すのです。
これによって遊んでいる従業員はいなくなり、グループ全体の利益は上がりますし、お客様も待ち時間が短くなります。

もちろん込んでいるからと逃げる客も減りますから売上も上がります。
まさにアメーバのごとく組織が自在に動いて変化していく。
アメーバ経営の理想がここにあると感じました。
ITシステムを駆使してスタップの出勤体制と日々の店舗別売上予測を立て、それを各店舗が共有していることがこのアメーバ経営を支えています。
こんな高度なことやっている美容室は他にはないでしょう。
まさに並みの美容室ではできないことをやっているわけです。
結果、このグループは15年連続で二桁成長を続けています。
利益率も10%を超えています。
ITシステのプロである私たちがこれに負けるわけにはいかないでしょう。
せめて一週間単位ぐらいで各チームの要員を融通し合うことぐらいはあってもいいのではないでしょうか。

そのためにはシステム対応もさることながら、社員の多能工化といった大きな課題も出てくるでしょう。
でもできない理由を探すのではなく、どうすれば当社の生産性をより高めていくのか。
いかに人材を効率よく配置し、活かしていくことができるのか。
私達はこれに取り組まない限り、並みのITシステム業者で終わるだけではないのかと思います。
今一度、みんなでどうすれば並みじゃない、高度で革新的なITシステム会社になってより一層成長していくことができるのか。
知恵を絞らないといけません。

今朝のフィロソフィは「常に創造的な仕事をする」です。


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