敬天愛人

敬天愛人
この言葉は西郷隆盛が好んで使った言葉です。
稲盛塾長もこの言葉を経営、というか人生の指針とされて歩んで来られました。
まさに盛和塾生にとっては座右の銘とも言うべき言葉です。

京セラ設立に多大な協力をいただいた恩人とも言うべき宮木電機の社長さんから贈られた額にこの言葉が書いてあったそうです。
稲盛さんと同郷の偉人の書ということで宮木さんは贈られたそうですが、稲盛さんもこの書を気に入り京セラの社長室に飾ったそうです。
技術者上がりの塾長は毎日のように経営の判断に迫れ、経営とはどうすればいいのかと大いに悩まれます。

ふと見上げたらこの書の”敬天”という文字が目に飛び込んで来ます。
そうだ天が指し示す道を頼りに経営をすればいい、すなわち人として正しい道を貫けばいいのだと心を定めます。
入社まもない若い社員たちが反乱を起こし、将来の給料・賞与を保証せよ迫られます。
出来たばかりの会社、とても保証はできないが、必ず私は皆さんを幸せにすると約束してようやくその反乱は納まります。
親兄弟への仕送りもしなければいけないのに、どこの馬の骨ともわからない社員を雇ってしまったばっかりに、一生の面倒をみるという大変な約束をしてしまった、こんなことなら会社なんか興すんじゃなかったと悔やみます。

ふと見上げると”愛人”という言葉に目が行きます。
そうだ親兄弟だけでなく、社員も等しく大事に愛さなくてはいけない、会社とはそもそもそういうものなのだと稲盛塾長は納得します。
いわゆるフィロソフィの根幹を成す、利他の概念がこの愛人という言葉から広がっていったのだと私は想像します。

こうして塾長は経営に対する信念が定まり、以降、正しい経営にいそしみ、今日の地位を築かれたわけです。
私は経営者としてまだまだですが、敬天愛人という言葉を信念にまで高めて、社長として頑張らなければいけないと思っています。
京セラの理念を参考にした当社の経営理念にも敬天愛人と似たような思いが入っていると私は思っています。

また、フィロソフィの色々な項目にも通じるところが多々ありますが、敬天は「公明正大に利益を追求する」「公私のけじめを大切にする」や「公平無私」でもあります。
愛人は「大家族主義」や「パートナーシップを重視する」「思いやりの心」等々にも通じていきます。

その中で今朝は『何事にも思いやりの心で誠実に対応する』を取り上げたいと思います。


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