大谷選手に学ぶパート2、調和という概念

先週に続き、大谷翔平選手を取り上げたテレビ番組の話です。
テレビに登場した日ハムのコーチはもうひとつこんなエピソードも紹介していました。

それは先輩たちからのお酒の誘いなんかはみんな断るそうなんです。
それではチームの中で嫌われてしまうのではないかとコーチは心配したのですが、彼は「世界一のプレイヤーになるためにお酒は必要ない。僕が世界一のプレイヤーなれば周囲の人はもっと喜んでくれるからそれでいい」と誘いを断ることによって生じるであろう人付き合いの不都合を意に介さなかったというのです。
まさに大事の前の小事、些細なことにも怠りなく日ごろから自分の身を処しておく。
見方を変えれば相手を喜ばすために気を使って飲酒につきあうのは小善で、それを断ってもっと大きな喜びのために厳しく接するのは大善と言えるかもしれません。

今回のことで大谷選手のことをネットでも調べましたが、日本にいた時はもちろんですが、メジャーに行ってからも彼の人間性を誉める言葉ばかりが並んでしました。
中学・高校時代を知る人は大谷選手の身体能力は半端ないと言い切っています。
彼がもし陸上選手になっていたら、百メートルで10秒を切った一番最初の日本人は間違いなく彼だっと言っている評論家もいます。
バスケットボールだったら今頃、八村選手とコンビを組んでいたかもしれません。

誰もがうらやむ、持って生まれた能力ですが、私は能力の高い人ほどバランスというか能力との調和を図る高い人間性を有していないとダメになると思っています。
稲盛塾長が言われた「その才を私物化してはならない」に通じます。
能力に対して人間性のバランスが取れていないと必ず歯車は狂いだします。
能力という大きな車輪に小さい人間性が振り回され、グルグル回りをしてやがて破綻します。
まさに才子、才に溺れるです。
世の中にはそのような人が一杯います。
高い能力を持ちながらちやほやされたり、大金を手にしたりで、その結果没落する、中には司直の手にかかり、牢屋につながれる。
能力が高い人ほど、立派な人間性、考え方を持っていないととんでもないことになってしまうのです。

社会や会社でのポストが高い人も同じです。
責任が増すということは立派な人間性を求められるということだと思います。
上司より下の方の方が人間性が勝っているのではダメでしょう。
私の場合で言えば、それは社長座を降りなければいけません。
それはリーダーもマネジャーも役員も同じことです。
能力が高い人、地位が高い人はそれ故に人間性を高める大きな努力をしなければならないことになります。
能力が高く生まれた人も、地位が上がった人もそれはそれで大変なのです。

だから私には大谷選手には今のところ高い身体能力もさることながら、それと調和の取れた高い人間性を感じます。
愛と誠と調和と塾長はよく言われていますが、調和ということの重要性が大谷選手を見ているとよくわかります。
人生の方程式をわかっている人なら能力が大きな人が立派な考え方を持てば結果はどうなるか、わかりますよね。
彼自身が調和を取ろうと意識しているわけではないと思いますが、高い身体能力を見込んで高い目標を持たせる指導によって結果的に調和のとれたアスリートに育っていったのだと思います。

一方で、非常に素直な人なのだということもわかりますよね。
多分、監督さんや周囲の大人の言うことを素直に聞くことができる人なのだと思います。
でも、油断はできません。
稲盛さんは、人格は変異すると言っています。
成功や地位や名誉が上がることによって人格の調和が取れず、傲慢不遜になっていく。
大谷選手はそんなことはないと思いますが、いつまでも素直に教えに従うアスリートであって欲しいと思います。
そして誰よりも大きな成果を上げた日本人メジャー選手に育って欲しいと思います。

今朝のフィロソフィは「人生の結果の方程式」です。


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