縁ということを考えさせられる新卒採用

先週、当社の来春卒予定者の2次選考の試験と面接が続けてありました。
いつもながら思うことはどの人と縁があるのだろうかということです。
いい人だなぁと思ってもたまたま他にいい人が重なってもったいないと思いつつも不採用と決断する人もいます。

一方で、内定辞退者が出たり、入社希望者があまりいなくて片目つぶって採用というケースも過去にはありました。
袖すり合うも他生の縁とは言いますが、そんな時は縁としか言いようがない気がします。
こうして皆さんと一緒に仕事をしているのは何かの縁があってこそだと私はいつも思います。
当社に入社してくる人も同じです。
私が会社を興した時の社長としての最初の挨拶が「私の嫁さんと一緒にいる時間よりもみなさんと一緒にいる方が長い。その時間が有意義であるかどうかで、私の人生が有意義であったかどうか決まる。だから充実した時間を皆さんと共有したい」ということを言いました。
その後、稲盛フィロソフィと出会い、大家族主義経営や全社員のベクトルを合わせていくことの大切さ学びました。
まだまだ胸を張って大家族主義経営が実現できているとは言えないと反省していますが、新卒の採用の会社説明会では必ず大家族主義経営の強調と説明を入れ、それに共感する人の採用を心がけようとしています。

もちろん大家族主義だからといて甘えの経営を意味するわけではなく、当然、ビジネスとしての厳しさも要求されます。
時々、これを勘違いしてこの会社なら優しく私を処遇してくれそうだとその点だけを期待して応募されてくる方もいます。
そうした甘えの心の構造を持っている人を見抜かないとお互いに不幸なことになりかねません。
この点も実は当社採用のポイントのひとつなのです。

でも、最終的には縁としか言いようがないわけです。
そう考えると人と人の出会いというのは不思議です。
自分から20数代ぐらい先祖を遡るとざっとその数は世界の人類の数に匹敵するそうです。
しかもその内の一人でも欠けたら今の自分の存在はないわけです。
不思議と思いませんか。
今の父、母の間に生まれたのも縁、この会社で共に仕事するのも縁。
私たちはその縁に支えられて生きているわけでご縁にも感謝しなければなりません。
そうした縁を上手くつかむか、つかまないかで人生の成否は決まっていくのでしょう。
次のような言葉もあります。

小才は、縁に出合って縁に気づかず
中才は、縁に気づいて縁を生かさず
大才は、袖すり合った縁をも生かす

その積極性が生まれるかどうかはいままでの自分の数々のご縁に感謝の気持ちを持っているかどうかで決まるような気がします。
例えば親子の縁の大切さを理解していれば自分の命や人生の意義を重視する生き方になるでしょう。
友達との縁を理解している人は人づきあいを大切に生きていくでしょう。
逆に何かにつけて自分の縁を不幸だ、不幸だとぼやいていれば良縁を逃し、悪運をつかまされる。
本当に縁とは不思議なものですが、ある意味わからないから人生は楽しいものだと思えるのかもしれません。
今朝のフィロソフィは「大家族主義で経営し、実力主義を採用する」です。


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