当社の経営の根幹は経費極小にある

7月のフィロソフィは「売上極大、経費極小」と「もうダメだと思った時が仕事の始まり」です。
このうち経費極小は当社の経営の根幹をなすフィロソフィだと思っています。
その理由を説明します。

稲盛塾長は「企業経営の極意は極めてシンプルだ。売上から経費を引いた残りが利益なのだから、売上を極大にし、経費を極小すれば利益は最大になる」
本当にわかりやすいし、物事の本質を見極めることができる人はシンプルに表現することができるのだと思い知らされます。
こんな簡単なことなのだから誰でも経営ができると思いそうですが実はそうではありません。
稲盛さんの教えはもっと深い。

例えばものの製造でも、サービスでもなんでもいいのですが売上を今の倍にしようとすれば作業員や接待する人も倍、あるいは製造機械や店舗スペースも倍にしないといけないと普通の人はそう思考します。
これでは普通なのです。
売上倍にしようと考えた時、経費はそのまま据え置きでできないかと考える、これが経費極小の意味するところです。
売上拡大のためには経費もそれに応じて増やさなければならないと考える限り、その人はこのフィロソフィを本当に理解しているとは言えないのです。

どうやって現状のままの人員体制で、あるいは設備で売上を倍に持っていくか、これこそが経費極小なのです。
「経営の醍醐味は経費極小にこそある」と稲盛さんは言っています。
経営の醍醐味だとまで言っているのです。
普通の人は売上極大が経営の醍醐味だと思います。
稲盛さんは逆です。
発想が全然違うのです。

経費極小を贅沢をしないとか、電気を節約するとか、資源の無駄遣いをしないとか、それも大事なことではありますが、単なる経費削減と経費極小を同一視してはなりません。
稲盛さんは発想の転換を求めているのです。
私たちは常識に囚われてはなりません。
「このシステムを仕上げるのに2日かかるのは当然だ。予定工数に沿っている」
「前回もこの程度の仕事に3日かかったから今回も3日かかるだろう」
そのように考える限り経費極小には到達しません。

メーカーであれば今まで材料を1キロ使っていたのを半分の500グラムでできないか、いや、その半分の250グラムでできないかと考える。
これだけで原材料費は四分の一、在庫管理コストも四分の一です。
当社で言えば今まで2人で2日かかっていたものを1人で2日、いや1日できる方法はないかと考える。
これが実現できれば人件費比率は25%にまで下がるわけです。

当社の経費のほとんどが人件費ですから、当社が高収益企業に脱皮するには本当の意味での経費極小の徹底しか方法はないのです。
だからこのフィロソフィは当社の経営の根幹なのです。
常識的思考を打破し、開発工程に革命を起こす。
まさに究極の創造的な仕事の実現です。
これこそが売上拡大、経費極小の神髄なのです。
ましてやコロナで世の中変わります。
厳しい時代を生き抜くにはこれしかないのです。
既成概念に縛られていては私たちに絶対に未来はありません。
そのことを是非、肝に銘じて下さい。


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