社会人にとって心を高めることがいかに大切か

先週、一芸に秀でた者は万般に通じるという話をしました。
だから営業も開発もないんだと。
営業もダメな人は開発もしかり、開発もダメな人は営業もしかり。
もちろんサポートや総務も同じです。
人間性が高くないと一芸に秀でることはできませんし、一芸に秀でるためには人間性が高くないと秀でることはできないのです。
そして研究開発について次のように稲盛さんは言われています。
『一芸に秀でた者は何でもできると言われるのと同じで、研究開発は何か他分野とは隔絶した、特別なものが求められる特殊な分野ではない。それを特殊な分野に仕立てている技術屋がいるとすればおかしい話です。そういうまやかしの技術者のために経営者が目を曇らせてはなりません』

簡単なことを難しい専門用語を並べ立てて得意そうにしているとかもそうですよね。
小者が一生懸命虚勢を張って背伸びをしているようなものです。
自分は特殊な分野をやっているんだとか、逆に自分に合った別の分野があるはずだなんていうのは思い上がりの何ものでもありません。
逆に、生きていく上で信念のようなものを掴んでいる人は、専門外であっても本質を捉え、シンプルな考え方ができるものです。
そして素晴らしいひらめきを得て困難を突破していくのです。
ちょっとシステムがわかるようになったとか、プログラム言語を使いこなせるようになったことが偉いわけでもなんでもありません。
絶対にそこを勘違いしてはなりません。
その程度の技術者は五万といるのですから。

営業もしかりです。
大きな案件を受注したと得意げになっているようでは自ら人間性の低さをひけらかしているようなものです。
もちろん仕事で成功したらそれは大いに喜ぶべきです。
でもそれ以上に謙虚に感謝すべきです。
技術力がアップしてきたのも、大型案件が受注できたのもすべて周囲の方々のお陰なのです。
最も大事なものはテクノロジーなどではなく、すばらしい人間性を持ったバランスのとれた人間でなければならないのです。
ですから自分の立ち居振る舞い、言動など、あらゆるものにバランス感覚がない人には、立派な研究開発はできないですし、立派な経営者やリーダーにもなれないのだと思います。

稲盛さんは心をベースに経営すると言われていますが、リーダーだけでなくその組織の構成メンバーがお互いに高い人間性を持った心で結ばれれば、メンバーは物心両面の幸福を感受でき、そしてその組織は素晴らしい社会貢献を果たす組織になることでしょう。
当然ながらその組織の人達は充実した意義ある人生を刻んでいくことになります。
心を磨いて高めていくということは単に仕事や会社経営に通じるだけではなく、まさにその人の人生の万般に通じることなのです。
仕事を通じて自分の心を高めていくことの重要性を再認識させられます。
今朝の「フィロソフィは心をベースにして経営する」です。


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