自衛隊以上だと言わしめた京セラの社内教育

京セラにおける稲盛さんの社員教育は徹底していたと言われています。
それがうかがえるこんなエピソードがあります。
稲盛さんの後に京セラの社長を任された伊藤謙介さんの証言です。
ある新入社員が「これでは自衛隊みたいだ」と言ったら、伊藤さんは「いや、自衛隊以上だ」と言い返したといいます。
例えば朝礼での列の並び方ひとつでも徹底していたといいます。
「心が曲がっていれば列も曲がる」と口癖のように京セラでは言われていたようで、これが新入社員には軍隊のように思えたのでしょう。
しかし、伊藤さんは京セラでは非常に精度の高い電子部品を大量に生産しており、列一つでも曲がったり、机の上の整理整頓ができないようでは、高い精度の製品は作れないのだと言われています。
一事が万事ということですが、京セラの厳しさが伝わる京セラ2代目社長、伊藤さんの話だと思います。

伊藤さんは高卒のたたき上げですが、さすがあの稲盛さんが見込んで後継者にしただけのことはあると思います。
彼は京セラ発展の礎となっただけでなく稲盛さんの哲学を京セラフィロソフィとしてまとめ上げ、稲盛哲学の継承を進めたのも伊藤さんです。
話がそれましたが、私達が製作するITシステムは今や行政や企業の活動の生命線を握っていると言っても過言ではありません。
この要求は今後益々、高まることはあっても廃れることはないでしょう。
東証のシステム障害が日本経済に大きな影響を与えたり、とあるメガバンクのATMシステムの度重なる障害が社会問題になったり、ネットモールの個人情報流出が騒がれたり、毎日のようにシステム障害やトラブルが報じられているのが今の世の中です。
当社も公益性の高い仕事を抱えており、トラブルや障害を発生させてはいけないということを肝に銘じる必要があります。
そのためには京セラさんと同じです。
一事が万事、きっちとした列の並び、机や備品の配置、整理整頓、あるいは社内での挨拶や決まり事順守に至るまで日頃の些細なことを愚直に実践することで精度の高いシステムを構築する感性を身に付けるしかないのです。

まさにこれらは日常的な訓練なのです。
軍隊はいざ有事という時の備えで訓練しますが、私たちは毎日の仕事に反映させなければならないのです。
京セラの伊藤さんが「自衛隊以上だ」と言い切ったのもある意味当然だったのです。
そのような日常的に厳しく自分自身に有意注意の訓練を課すことで、手の切れるような製品やシステムを作れる能力が磨かれ、やがてシステムや機械の声が聞こえるような究極の能力を天から授けられることになるのだと思います。

今朝のフィロソフィは「システムや機械の声に耳を傾ける」です。


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