ダム式経営への思い

稲盛さんが松下幸之助のダム式経営について解説されている文章を改めて拝見したのでちょっとご披露したいと思います。
景気がいい時に大きくもうかって、パッと使いたいだけ使って、景気が悪くなったらヒーヒー言って経営が左前になっていく。そのような経営をするのではなしに、景気のいい時にはもうけをダムに貯めて、いつでも一定の数量で流れるようにして、不況の時でも強い経営をしなければなりませんよ。それがダム式経営です。
「結局はダムをつくって余裕のある経営をしなければなりません。いい時はいい時、悪い時は悪い時でアップダウンのような経営はダメですよ」という話をされたわけです。

ある人が質問したわけです。「みんな余裕のある経営をしたいと思っています。ですが、余裕のある経営ができないから聞いているのです。あなたは余裕のある経営がいりますとだけ言われる。つまりあなたはダム式経営をしなければならないと言われるが、余裕のある経営をするためにはどうすればいいのかを教えてくれなければ余裕ができないのではありませんか」
それに対して幸之助さんは、「まずはそう思わんといけませんなぁ」と言われて、その答えにみんな大笑いしておしまいになったんです。
私はその時、「ハハーっ、これや」と思いました。「思わないといけない」のです。「余裕が生まれるようにダムをつくって経営をしなければならない」と思う。
今はできない。余裕もない。だけど、余裕のある経営をどうしてもしなければならないと思った人だけが、余裕のある経営ができるんです。
笑った人は決してできません。みんなそれを笑っているから松下幸之助さんのような経営は誰もできないわけです。
「なるほどな。思わんといかんのか。俺は今から思うようにしよう」というようになればできるのです。

ざっと以上が稲盛さんの文章の内容なのですが、すべては「思い」から始まるのです。
体重を落として健康になろうというのも、物心両面の幸せを実現しようというのも、みんな同じなのです。
思わないことにはなにも始まらないのです。
素直にそう思えるかどうかです。
みんなが松下さんの話で失笑した中で、稲盛さんだけが素直にそういうことかと
得心したわけです。
素直が一番と稲盛さんが言われるのは素直に受け入れた人しかそう思い描けないからです。
そして強い意志でそう思い続けるかどうかなのです。
今朝のフィロソフィは心の描いた通りになるです。


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