日常生活とフィロソフィ

フィロソフィを何か特別なことと勘違いしている人はいませんか。
私は心豊かな人生を歩むための道しるべがフィロソフィだと思っています。
心豊かな人生とはどんなものかと言えば人それぞれ価値観が違いますから一概には言えませんが、少なくとも人として自分の人生が意義あるものと思える状況をもたらすのがフィロソフィであり、それは人種、性別、年代を問わず普遍的なものです。
そして仕事ではもちろんですが、日常の生活においてもフィロソフィを生かしていけばさらに充実した人生となります。

例えば趣味のランニングを例にしましょう。
例え趣味でも少しでも記録がよくなるとうれしいものです。
多くの方が目標を設定し、1キロを6分で走って10キロまで走れるようにしたいとか、いずれはハーフマラソン、さらにフルマラソンにも挑戦できるようにしたいと考えたりします。
私も恥ずかしながら来春のさくらマラソンの5キロに出て35分を切りたいと思っています。
大会には出るのは10年ぶりで、この間、ランニングはしていませんでしたが、会社のメンバーと一緒に走りたいという思いもあり、70歳という年も考えず楽観的に挑戦の思いで参加を決めました。
その目標に応じてランニングシューズはもちろん、大会に出てある程度の記録を達成したいとなるとGPS機能付きの腕時計は必須アイテムだし、長く走るので紫外線カットのサングラスなども必要かもしれません。
目標に応じて準備も変わりますし、当然、練習も変わってきます。
いきなりハーブマラソンやフルマラソンに挑む人はいません。
自分の力を謙虚に見定めながら、能力は未来進行形を信じて、5キロ、10キロ、と走る距離やペースを上げていく。
計画は悲観的にです。

そしてこれら目標を達成するには持続した地道な努力と自分に勝つんだという闘争心にも似た強い意思が必要です。
その意思をより強固にするために目標を公言して有言実行、あるいは自らを追い込むこともありだと思います。
さらにそもそも何のために走るのかという意義がないとモチベーションが図れません。
健康管理とかダイエットとか、あるいは共通の趣味の人たちとの交流のためとか。
大会にでてみるとわかりますが、沿道の見知らぬ人たちの声援が意外と効きます。
感謝の情が湧いてきて、バテかけていても不思議と頑張ろうという気になってきます。
一緒に走っている人たち同士の高揚感も自分を奮い立たせてくれます。
何千、何万という人たちが一斉に走り出すのです。
己の完走を信じて、実行は楽観的にです。
それぞれの目標を胸に完走を目指すという一つの目標の元に、見知らぬ者同士のベクトルがぴたりと一致するのです。
その大きなパワーの中にいる自分を興奮をもって感じるのです。
ここでは隣のランナーを邪魔してやろうとか、蹴とばしてやろうとか言う人は一人もいません。
皆が一生懸命に走るのです。

これだけみてもランニングという日常の行動の中に様々なフィロソフィ項目を盛り込めばランニングがさらに充実したものになってくることがわかります。
高い目標を立てる、有言実行、自らを追い込む、謙虚、登る山に応じて準備を怠らない、能力を未来進行形で考える、地道な努力、構想は楽観的に、計画は悲観的に、実行は楽観的に。強い意思、ベクトルを合わせる、フェアプレー精神を貫く、感謝、見知らぬ人たちとの連帯感は「宇宙の意思と調和」的な感覚すらあると私は思います。
フィロソフィは仕事や会社を立派にするだけではありません。
私自身、あなた自身の心を高め、人生を実りあるものにしてくれるのです。
私は本当にフィロソフィに出会ってよかったと、心からそう思います。
稲盛塾長には感謝しかありません、つくづくそう思います。
今朝のフィロソフィは宇宙の意思と調和する心です。


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