月別アーカイブ: 5月 2022

改めて経営は心

昔、盛和塾で一緒だったある社長さんが、フィロソフィ輪読会で「フィロソフィは一歩間違うと金太郎飴のような社員をつくることになるのではないか」と問題提起されたことがあります。
考え方を変えていこうということにその方は抵抗を感じたのかもしれません。
表面だけみてしまうと自分達の考え方を正しくして心を高めていこうというと、個性がなくなってしまうと考える人もいるでしょう。
でもこれは大きな勘違いです。 続きを読む

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能力が高かろうが低かろうが人生に楽な道はない

稲盛さんは能力が高い人がフィロソフィを身に付ければ鬼に金棒だとよく言われていました。
フィロソフィを血肉化できれば人間性が高まります。
高い能力に高い人間性がプラスされるのですから確かに盤石な人生となるでしょう。
では、能力の低い人はフィロソフィを身に付けても変わらないのか。
確かにフィロソフィを身に付けたからと言って能力が上がるわけではありません。
人間性と能力は別物です。 続きを読む

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真のリーダーになるために

稲盛さんがJAL再建のために幹部に話をされた際、JALにはリーダーがいないと感じて、リーダー教育が必要という事でリーダーとマネージャーの違いについて話をされたそうです。
その一節を紹介します。

「部下を管理するマネジメントについては、あなたたちはよくわかっているし、優秀かもしれない。しかし、今JALに必要なのは部下をまとめて同じ目標に向けて引っ張っていけるリーダーを育てることなんだ。優秀なマネージャーであれば、困難に遭遇すればその迂回策を考えるだろう。うまくいかなかったら、その言い訳を探して、責任逃れをするだろう。そんなマネージャーばかりだから倒産したんだ。」と叱咤した上で、「再建を成功させるには、どんな困難にぶち当たってもあきらめずにやり遂げようとする、一つの目標に向かって部下を鼓舞してなんとかまとめていこうと考える、そんなリーダーが必要なんだ。これからはそのようなリーダーを育てなくてはいけない」と仰られたそうです。 続きを読む

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