月別アーカイブ: 10月 2023

藤井聡太8冠に学ぶ

8タイトル制覇を成し遂げた、藤井八冠。自分へのご褒美は、との記者の問に「勝ったときに褒美は考えていない。勝っても負けてもモチベーションを保つのが重要です」と答えています。
何と謙虚で、とても21歳とは思えない受け答えです。
すでに成功も失敗も試練、ということが腹に落ちているのだと思います。
いい時も、悪い時も試練と稲盛さんはよく言われていました。
私は悪い時の試練よりいい時の試練の方が怖いと思います。
何故なら悪い時は気落ちするかもしれませんが、己の至らなさを自覚できる器量さえ持っていれば失敗を糧にしてやり直しできる可能性があります。
ところがいい時は余程の人格を持っていないと、うれしくなって、誰かに自慢したくなったり、自分で自分をほめてあげたいと思ったりするのが普通の人間だと思います。 続きを読む

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嘘をつかない、時間と約束を守る

今月のフィロソフィ、「嘘をつかない、時間と約束を守る」について今朝は取り上げたいと思います。
何度か社内で話していますが、これは私の父の教えです。
職業軍人上りの厳しい父で平手で殴られたこともありました。
このフィロソフィはその父の口癖でした。
父の教えでは頭に男がついていて「男は嘘つくな」だったのですが、女性なら嘘ついてもいいわけではないのでシスケンフィロソフィでは男を取っているわけです。 続きを読む

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ダム式経営

「経営は意思で決まる」稲盛さんがよく言われていたフレーズです。
燃えるような闘魂とも言われました。
今ならブラック言われるでしょうが、仕事が取れないですごすごと帰社してきた営業マンに、「そんな弱気でどうする。俺が後ろから機関銃で撃つぞ、どうせ逃げ帰って死ぬぐらいなら前へ進んで死ね」と激しい言葉を投げつけたこともあったと言います。
もちろん本当に死ねと思っているわけではありませんが、これはまさに今ロシアがウクライナ相手に取っている玉砕戦法です。
刑務所から連れてきた兵士を前線に立たせて、逃げようとすると本当に鉄砲で撃つそうです。そうして前線に押し返すのです。
とんでもない話ですが、稲盛さんの話はあくまでたとえではありますが、京セラが成長する過程でそれほど激しい闘志を燃やしたことは事実です。 続きを読む

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