心を高めるとは・・・

盛和塾で最初の頃の稲盛さんの講話を聴いていると、経営者が心を高めることで会社の経営が伸びて、全従業員の物心両面の幸福が実現されるとよく話されていました。
私は会社が全従業員の物心両面の幸福実現のためにあるということは早い段階で納得できたのですが、経営者の心が高まれば会社の経営が伸びて、従業員の幸福につながるのだということはなかなか腑に落ちませんでした。
これが心から理解できるようになったのは随分、後になってからでした。
結局、人の人生はすべて己の心から成り立っている、このことを事実として受け入れられるかどうかなのです。

世の中、心のきれいな人が幸福だとか、成功しているとは言い切れない点が多々あります。
私の周囲でもそうでした。
嫌味な人、我欲の強い人、思いやりに欠ける人が成功している例はいくらでもいます。
こんな利己的な人が大きな会社を経営している、世の中、理不尽なものだと思ったことは一度や二度ではありません。
でも、稲盛さんが言われるように10年、20年、30年もすれば、その結果は見えてきます。
利己的な心が強い人は徐々に転落していったり、存在が薄くなったりしていきました。

歳を重ねてそういう現象が見えるようになってようやく私も稲盛塾長が真理だと言われていることに心から納得するようになったのです。
情けないですが50代半ば頃のことです。
ですからもっと早くその真理を受け入れていれば私の人生も変わったろうにと悔やむ思いが湧いてきます。
同時に会社ももっと立派になっていたと思います。
その意味で、社員の皆さんには私の心の器量のなさを申し訳ないと思っています。
素直が一番と稲盛塾長がよく言われていたことですが反省しかありません。
それでも私なりに全社員の物心両面の幸せ実現のためにどうしたらいいのか、一方で自分の心をどう高めていけばいいのか、特に、60歳過ぎてからはそのことを強く意識して会社経営を続けてきました。

遅ればせながらではありますが、塾長が言われている真理に気が付いて本当に良かったと思います。
もちろん私自身も会社もまだまだですが、皆で力を合わせ、互いの心を高めていけば、私がいなくなっても会社は自然と立派になっていきます。
フィロソフィの継承こそが当社が永年企業になる唯一の道です。
心を高めるとは最終的に利己より利他が上回っているということであり、そのように心が浄化された人は必ず人生が好転しますし、自分の幸福ばかり願い、他者のことなどお構いなしの人は必ず転落の人生となります。
転落の人生とは収入が少ないとぼやいたたり、病気ばかりしたり、不幸が続いたり、不満・愚痴の人生です。
これは真理なのだと社員の皆さんにはぜひ理解して欲しいし、我が身を正すように努力しましょう。
宇宙の意志と調和するというのはそのような努力の先に必然的に生じる法則なのです。
稲盛さんは次のように言われています。

「経営者はもちろんだが、社員同士が心を磨いていけば、社員の立ち振る舞いも立派になり、社風にも品格が備わり、いわば手の切れるような会社になる。望まなくとも会社は立派に成長していく」
世のため、人のため、当社はまだまだ貢献できるし、その結果として当社の社員全員の物心両面の幸福実現を成し遂げなければなりません。
今年も残りわずかですが、来年は今年より少しでも互いの心が高まったと言えるような会社にしましょう。
今朝のフィロソフィは宇宙の意志と調和する心です。


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