素直な心を持つ

今月のフィロソフィのひとつ、素直な心を持つを取り上げます。
これまでも稲盛さんの言葉を引用して、素直な心は成功の親であり、源だとよく話をさせていただきました。
ただ、未だに社内においても人の話を素直に受け入れてくれない人がときおり見かけます。
自分で自分の成長にふたをしているようなものでもったいない話です。
よく経験するのが、嘘をついているわけではないけど、聞かれないことをいいことに、あるいは相手が知らないこといいことに、根本的な事実はわざと言わない。
でもこれはわかってそうしているわけですから嘘と同じです。
簡単なことを専門用語を駆使し、複雑に言い、自分の不利にならないようにして煙に巻く。
これも私から見れば嘘です。本当の専門家は素人にもわかりやすく話せるものです。

なぜそのような言動になるかと言えば自分がかわいいや保身の感情が勝っているのだと私は思います。つまり利己心が強いということになります。
くれぐれもそうしたことが習慣とならないようにお願いします。特に、若い人でそのようなことが習慣化するとまず充実した人生とはなりません。だからこのような習慣は絶対にあってはならないことなのです

なぜなら結果的に嘘をつけば周囲の信頼は消えていきます。
何よりも自分で自分の成長を妨げ、その上、社内で人望がなくなります。
注意されたことも含めて素直に受け止めようと努力する人は、指摘した人も指摘したかいがあったというもので、何かにつけ支援やアドバイスを受けるようになります。
結果、成長し、組織や集団での地位も上がっていきます。

つい反発してしまうというか、反発が習い性のような人もいるかもしれません、注意されたことが間違っていると感じることもあるかもしれません。でも、一旦受け止めた上で、相手と話し合うことで案外、言われたことも当たっていると思えるときもあるし、誤解を生んだ要因は自分にもあると反省することもあるものです。
ハーバード大学ビジネススクールのリンダ・ヒル教授という人が、日経新聞で「このような自分中心の人はいかに有能であっても周りに自分のことを話さないから理解されないし、ほかの人を味方にもつけてこなかった。それに気づいていない。分別もなくなる。自分の行動に疑問を持たないため共感力をはぐくめず、自分を客観的に把握できない。」よって、いいリーダーにはなれないとして、リーダーの大切な資質として共感力を上げています。

人の意見を受け入れることができるから共感できるわけで素直さに通じます。
逆に自己への愛や保身意識が高い人、仕事ができるとうぬぼれている人はリーダーには向きません。
もちろんなんでかんでも受け入れる必要はありませんが、他者のことを考え、全体の価値を追求する人望のあるリーダー、それは素直な人から生まれるのだと思います。
素直というのは優れたリーダーの絶対条件だと思います。


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