フィロソフィは宝物

盛和塾福井の勉強会でJAL金沢支店の方とグループ討議で一緒でした。
早速、JALでのフィロソフィの研修方法について聞きました。
金沢支店では毎日朝礼でフィロソフィの1項目づつを取り上げるほか、月に一回、フィロソフィ勉強会を開いているそうです。
これとは別に全社の勉強会が本社で行われ、これには全国の支店の社員が職制を超えてグループとなり、勉強及び意見交換をするそうです。
また、職制別、階層別の研修会も別に開かれるそうです。
会社にはフィロソフィ研修のための担当部署も設けられ、これらの研修会の実施、内容検討等を担っているとのことでした。

フィロソフィ研修の一番の成果は、社内の垣根が取り払われ、これまで営業はお客を取ってくればそれで終わりという感覚だったのが、このお客様はこんな問題を抱えているとか、特性があるという情報を客室乗務員に引き継ぐといったことが日常的になり、社内の一体感が格段に高まったとのことでした。

JALのフィロソフィは基本的には京セラフィロソフィをベースにしているのですが、JAL独自の項目があります。
それは「一人ひとりがJAL」と「最高のバトンタッチ」です。
「一人ひとりがJAL」は私も知っていて、これを参考にして当社フィロソフィのⅡのタイトルを「あなた自身がシスケン」としたわけです。

社員の一人一人が会社を代表しており、会社の看板を背負っています。
その人のだらしない服装や不遜な態度、自分勝手な言動は、単にその人の評価が下がるだけでなく、会社全体の評価を下げます。
頑張っている方の足を引っ張るわけです。
お客様は対応するその社員しか知らないわけですから感じが良ければ会社の印象も上がる。
だからこそ一人一人が会社を代表している自覚を持つべきなのです。

「最高のバトンタッチ」これは私は知りませんでした。
トヨタの後工程はお客様にも通じるものがあると思うのですが、それまで営業、客室、整備、フロント、本部、それぞれバラバラだった組織に一体感が生まれたのだろうと思います。
勉強会でJALの方から求められたので、「恥ずかしながら」と言いながら、当社の手帳をお見せしました。

返って来た反応は「これは会社の宝物ですよ」
目から鱗でした。
JALはフィロソフィを社員の方々が”宝物”と思うまでに自分のものとしているのかと、
感動すら覚えました。
その方は奥さんの買い物を待っている間、手持ち無沙汰だったので、JALフィロソフィを取り出し、読んでいたそうです。
それを見た奥さんが「あんた、バカじゃないの」と言われましたと笑っていました。

従業員3万人以上を抱えるJALはフィロソフィで変わりました。
その1000分の1に過ぎない我々が変われないはずがありません。
そして全員のベクトルを合わせ、お客様の悩みや問題を当社が次々と解決し、企業価値を高め、社会になくてはならない存在となり当社の目標とビジョンを達成しましょう。


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