コミュニケーションは思いやりから

今朝は思いやりについて話したいと思います。
稲盛塾長がよく話してくれる例でこんなのがあります。
地獄でのうどんの話です。

大きな釜においしそうなうどんが煮えている。
釜の横には箸が置かれてあり、ただしその箸は1メートル以上もある。
地獄の住民達はその箸を使って我先にうどんに群がる。
でもそんな長い箸では口に運ぶことはできません。
挙句に長い箸を使って相手の箸を邪魔したり、押しのけたりで、うどんは飛び散り、散々の状態になってしまう。
一方、天国では、うどんの釜を地獄と同じように長い箸をもって天国の住人達が囲んでいる。
長い箸でうどんをつかみ、向かいの人に「はい、召し上がれ」と差し出し、差し出された人は「おいしいなぁ」と食べた後、「次はあなたがどうぞ」と食べさせてくれた人にお返しをする。
釜を囲んでいる人みんながそんな調子でうどんを食べている、食べさせてもらっている。

同じうどんの食べ方でも地獄と天国では様変わりです。
我が我がと先を争う地獄の世界、相手を思いやって自分より相手を食べさせようとする天国の世界。
皆さんはどちらの世界の住人になりたいですか。
結局、人の心の差がまさに天国と地獄を分けている。
思いやりとは、最終的には相手の気持ちを汲んで、その人がして欲しいしことを配慮して上げるということになる。
このことが発展すれば利他ということになるわけですが、こうした思いをしっかり持っている人は当然、周囲から好かれ、コミュニケーションも上手にもなっていく。

その例を、以前も話したことがありますが、男女間での思いやりでみてみるとこうなります。
親しい女性(知人レベルかお付き合い始めるぐらいまでの関係)とあなた(男性)が二人で歩いていたとします。
しばらくたって女性から「疲れていませんか?」と問いかけられました。
男性のあなたは全然、疲れていません。
さて、どう返事をしますか。
疲れていないよーと、答えてそのまま歩いていくと考えた人は女性からみた場合は根本的に女性とのコミュニケーション能力に問題ありだそうです。
この場合、女性の心理的には、自分が疲れてきた、でも知りあって間もないし、直接言いにくいので、「疲れていませんか」と同意を求めていると考えるべきなのだそうです。
まあ、こんな奥ゆかしい女性ばかりでないかもしれませんが・・
この場合、男性は相手の女性は疲れているのかもしれないと推察し、先回りして「僕もちょっと疲れてきた。休みますか・・」と答えるのがベストなんだそうです。
いずれにしてもコミュニケーションの基本が実は相手への思いやりにあるとも言えるわけです。
利他の心というと大層になりますが、まずは相手を思いやる。
このことが物事を円滑に進めるために何より大切なのだと思います。
したがって利他まで行かなくとも少なくともこの思いやりができていれば仕事も私生活も何も問題はないと私は思います。


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