売上極大 経費最小

このフィロソフィ項目はもう皆さん、よくご存じで今さら社長の説明を受けなくともわかっていると思われていることでしょう。
確かに、この項目は会計上の難しい説明を受けた若き日の稲盛塾長が、小難しい説明はもうわかった、要は売上を最大にして経費を最小にすることが会社会計にとって一番ということだと実にシンプルに見抜いたことに起因しています。
では、このうち経費極小とはどういうことなのでしょう。
備品や設備やとにかく購入する経費を落とす、水道光熱費を落とす、広告費や接待費を落とす、事務消耗品費を落とす等々様々なことが浮かぶでしょう。
でも、当社にとって一番大きな人件費という経費が抜けています。

では、人件費の極小とはなんでしょう。
給料を減らすこと、それでは社員は辞めてしまいますよね。
残業をしないこと、まあそれも多少はあるでしょうが残業代を節約することが主眼ではないと思っています。
では何が主眼なのか。
この点を稲盛塾長は最小の人員で最大の生産を上げること、つまり生産性向上こそが現場における売上極大、経費極小だと言っています。
そのことは営業でも、総務でも共通だと言っています。
営業は最小の営業マンで最大の売上を上げ、利益を出す部隊ではない総務でも最小の人員で最大の事務ワークを時間をかけずにどうこなすか、いずれも昨今問題となっているホワイトカラーの生産性向上を指摘しているわけです。
残業の削減も本質は残業代金の極小ではなく、生産性向上にあるのです。
ここを見誤ってはいけません。
長期残業で売上極大を実現しても、時間当たりの付加価値は逆に減り、経費は増えます。
この体質ではいざ鎌倉という時に目一杯伸びきっていますからそれ以上生産を上げることができません。
これに対して日頃から生産性向上で対処している企業は余裕でピークを乗り切れます。

もちろん無駄な物は買わない、今ある設備や備品を大事する、余計な経費はかけないということは極めて重要ですがそれだけではないのです。
売上極大、経費極小の言わんとする本質を理解しなければなりません。
コスト削減が技術屋の本分とシスケンメンバーの心得では出てきますが、生産性向上は技術屋さんの心得だけでなく、営業も総務も等しく言えることなんだということです。
そのことで営業も総務も経費極小に貢献していく、生産性向上は会社全体に共通する課題なんだと是非、肝に銘じて下さい。


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