感謝の思いが利他の心を呼び込んでくる

全体会で今期以降、当社は利他の心、思いやりの心を今まで以上に重視していきたいとの話をしましたが、その記憶も冷めやらぬ時、古い機関誌の稲盛塾長の一節に思わず引き込まれました。

「利他という言葉に行く前には感謝の気持ちがなければならない。
ありがとうございますという感謝の心が常に出てくるような心境になっていなければ、思いついて時に利他、思いやりという言葉が出てくるだけで、実際にそれを実行することはできません。
まずは自分自身が感謝の心で満ち満ちていること、つまり私は幸せだという思いが自分の中に満ちていることが必要です。
それと同時に感謝する心があって、はじめて他の人を思いやろう、親切にしてあげようという気持ちになれます。」

まさに我が意を得たりで自分の理解は正しかったのだとちょっと小躍りしたいぐらいの心境になりました。
感謝の心がすべての始まりだ、これがないとフィロソフィは何も実践できない、とにかくなんにでも「ありがとうございます」と頭を下げ、ひたすら感謝することです、とよくお話ししてきたと思います。
感謝の心は謙虚な姿勢にも通じるのですが、大切なことはそれによって足るを知ることができ、自分自身への幸福感につながっていくことです。
私は最近、特にこのことを心から実感しています。
そして些細なことでもありがたいなぁ、自分はラッキーだなぁというなんとも言えない幸福感に浸れるのです。
小さな喜び、感激を素直に受け入れ、多少オーバーでも感謝することは自分の気持ちをポジティブにするためにも大事なことだと稲盛塾長も言われているのですが、その意味がよくわかりました。
児童養護施設での奉仕活動も皆さんに直接感謝される喜びと、それがもたらす幸福感を実感して欲しいと思ったからです。
いずれにしてもこの感覚は私の人生において初めての体験というか感覚です。
生きて来てというか、物事を投げ出さずに一生懸命頑張ってきて良かったとこれも稲盛塾長と盛和塾のお蔭と心から感謝しています。

そして先の文章に続いて次のような一節があります。

「有り難いと周囲のすべてに感謝をすれば、まず自分の心が静まり、穏やかになってきます。
同時に、ありがとうございますという言葉を聞いた家族にしろ、従業員にしろ周囲の人たちに素晴らしい雰囲気を醸し出していきます。
こちらが幸せだと思ってありがとうございますと言った言葉によって、素晴らしい念波が伝わっていき、その言葉を聞いた人たちも同じように幸せを感じるわけです。
そして感謝するということを自分に言い聞かせ、感謝する毎日を送るならば皆さんも利他に行く着くことができるのです。」

私が先に触れたような幸せを感じるようになったのは、自分なりに考えてみると「ありがとうございます」という言葉が何の違和感もなく、素直に誰に対しても出るようになってからだと思えるのです。
さらに遡れば、毎朝仏壇の前で手を合わせて感謝することを習慣づけたことも大きなきっかけだったような気がします。
例えばゴルフでキャディさんからクラブを受け取る時もスッと、「ありがとうございます」という感謝の言葉が口をついて出ます。
なんだかキャディさんとの関係も良くなるような気がします。
別に自分が利他に行きついたという偉そうな意味ではありませんが、明らかに自分が、自分の周囲が変わってきているような気がするのです。
もちろんこうした喜びはちょっとした心の持ちようで一時的には誰もが経験できることで問題はこれを持続させていくことです。
「知っているだけではダメだ、それを実行しなければならない、さらにそれを全うしなければ意味がない。」
これも稲盛さんの言葉です。
自分は幸せだという喜びの感性を持続させ、死ぬまで全うするために、決して驕ることはなく、今まで以上に謙虚に、そして毎日の反省を忘れず生きていかなければならないと自分に言い聞かせています。

是非、当社をありがとう、ありがとうございますという言葉が溢れる会社にしたいと思っています。
私も頑張るので、皆さんも力を貸していただければと思います。
それは間違いなく、皆さんの幸せ、そして利他の心の醸成にもつながると思います。


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