フィロソフィの出発点と完結点

「成長するために必要なことは、反省することである。他人の非を責める前に自分の非を改める、自律要因思考が必要である。1%でも自分に非があるならば、自分の非を改めなければならない。これは単純なことであるが、簡単なことではないと思う。自分の非を認めて反省をすることで、自分に必要なことなどの現状を把握することができる。」
これは京セラのグループ会社の新入社員研修を受けたUさんの感想の一節です。
20代の頃の自分を思い出して、とてもこんな感想を書けるような人間じゃなかったと恥じ入りました。

稲盛さんは反省がフィロソフィを完結させると言っています。
つまり反省無くしてフィロソフィが身につくことはないということです。
自律要因思考という言葉も私は初めて知りました。
非を他人や周囲に求めるのではなく、自分に非はなかったかと考える、こうした思考を言うようですが、Uさんが言われている通り簡単なことではありません。
自己責任にも通じることですが、一方であまり自分で自分ばかりを責めるようになりすぎてもいけません。
自分の非を認めることで反省ができ、反省ができるから自分に何が足りないかが自覚できます。
だから成長できるのです。
素直な性格でないとなかなかこうはいきません。

一方で、自分の非を自分で認めることですが、自分を責めることではありません。
自分を責めたり、自己否定的になっていくことではなく、むしろ自分の非を受け入れる器量を身に付けることだと私は思います。
フィロソフィでは感性的な悩みをしないという項目があります。
終わったことはくよくよしない、反省をして次は繰り返さない、次はしっかり対応しようと言い聞かせ、明るく次に向かっていくことが重要です。

「小さいことにも感謝できるようになる。感謝の反対は当たり前。この京セラ研修を受けることも当たり前ではない。この会社で働けること、研修を計画していただけること、研修を受けるためのパソコンが使えることなどすべてに感謝したい。受けたくても受けられない人もいるかもしれない。仕事以外でも大人になってから、普段の生活が当たり前ではないということに気付くことができた。家族や今まで自分を支援してくださった方への感謝を常に忘れないようにしたい。」
これもUさんの感想です。
当たり前に衣食住がある、平和がある、それをそのまま当たり前としか受け止められない人には感謝の気持ちは一生持てないでしょう。

素直に感謝できるから謙虚さが生まれます。
謙虚さがあるから反省できます。
感謝できない人は傲慢になります。
傲慢だから反省しません、しても身につきません。
だから成長しません、幸福も訪れてくれません。
私達の人間性の向上には感謝と反省が欠かせないのです。
感謝の気持ちがフィロソフィの出発点です。
そして反省が完結点です。
この感想を読ませていただき、フィロソフィの出発点と帰結点について考えさせられました。
是非、初心忘れるべからず。20代から感想文で書かれたような考えを実践して行ければ素晴らしい人生となることは間違いありません。
これからも色々苦難はあるとは思いますが頑張ってください。
今朝のフィロソフィは常に反省ある人生を心がけるです。


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