企業は公明正大に利益を追及する

韓国の大型フェリーが沈没し、数多くの若い高校生たちが犠牲になりました。
すでに３週間以上たったと思いますが、未だ行方不明者も多く、他の国のことながら気の毒でなりません。
一方、その後の報道であばかれる事故の原因や船会社、船員たちの対応には腹が立つと同時にあきれるばかりです。
船長以下、乗組員たちは逃げる時、一般乗客と思われるように船員服をわざわざ着替えたとか、救命ボードが整備不良で使い物にならず、それを隠ぺいするために高校生達乗客にその場に留まるように船内アナウンスをした、過積載が日常化しており、今回も既定の３倍の荷物が積まれていたなど、信じられないような話ばかりが報道されています。

これが事実であれば乗客は船会社と船員達に殺されたも同然です。
なんでこんなことがまかり通るのか。
韓国の民度の低さを例にする人もいますが、しかし、これは韓国の話と他所事で通してはいけないと思います。
日本ではあり得ないと言えるでしょうか。
ＪＲ北海道で似たような話があったばかりです。
金儲けだけを最優先し、効率化のみを追えばどこの国の企業だってこのような犯罪を起こす可能性はあると私は思います。

企業は利益を出してなんぼです。
それが社会的使命と言っていいでしょう。
でも利益の追求に際して、常に公明正大であらねばなりません。
そして人の道に反することなく、正しい利益を追求するということです。
しかしながらそれらはすべて企業を構成する人達の考え方次第でどうにでもなってしまう実に不安定なものなのです。
だから甘い言葉に惑わされないように私たちは心を磨き続けないといけないのです。
このことを私たちは常に肝に銘じておかねばなりません。
今朝のフィロソフィは「公明正大に利益を追求する」です。
では、読みます。