なでしこジャパンの惨敗に学ぶ

現在、国内で行われている女子サッカーのリオ五輪のアジア予選で、残念ながらなでしこジャパンの五輪出場はかないませんでした。
現時点で4戦して1勝2敗1分けという散々たる成績ですからやむを得ません。
なでしこの戦いぶりをフィロソフィ的視点からみるとどうなるか。

私の話でよくスポーツの話が出てくると思いますが、スポーツを例にして話をする方がわかりやすいし、企業経営同様にメンタル面の要素が大きく、稲盛哲学に通じるからです。
事実、柔道家の山下さんは盛和塾生でし、かっての男子サッカーチームの監督をした岡田氏もそうです。
男子サッカーのキャプテン・長谷部はその著書「心を整える」で稲盛さんを紹介していますし、スポーツ界で意外と稲盛信者は多いと思います。
さてなでしこですが、2011年のワールドカップで劇的な優勝を果たし、その後のロンドン五輪では準優勝、前回のワールドカップでも準優勝、まさに華々しい成績を上げており、男子サッカーよりはるかにリオでの活躍が期待されていたというか、確実視されていたと言っていいでしょう。
それが予選敗退です。
何が原因か?

常識的に言えば油断、フィロソフィ的に言えば謙虚さを忘れたと言えるのではないでしょうか。
素人がなにを偉そうにと言われるのを承知で私なりの見方です。
すべての試合をフルで見たわけではありませんが、まず、初戦のオーストラリア戦は明らかに弱点のひとつキーパーを突かれ、そのミスキックから失点しています。
韓国戦はキーパーとデイフェンス陣が空中でぶつかり、キーパーがボールをこぼして失点、同点を許しています。
中国戦はキーパーへのバックパスをミスして先制点を許し、結果論ですがこれがなければ少なくとも引き分けていた。
いずれも守備陣のミスからの敗戦なのですが、攻撃面でも相手に研究されており得意のパスサッカーを完全に封じられていた。
沢が抜けた穴が大きいというだけではない敗戦だったような気がします。
頂点を極めるのは大変ですが、それを維持するのはもっと大変です。
ジェームスアレンはそれを「警戒が不可欠です」とまで言っている。
先のワールドカップの決勝戦で日本はアメリカに2-5という惨敗を喫しているのですが、その段階ですでになでしこサッカーに黄色信号がともっていたと私は思います。
油断を戒めようとはしていたかもしれませんが、警戒までには至っていなかったのではないか、素人談義の域は出ませんが、私にはそう思われます。

ただ、終わったことは仕方ありません。
感性的な悩みはしないです。
もうダメだと思った時が仕事の始まりなのです。
チーム編成を「栄光のなでしこチーム」から抜本的に見直すチャンスです。
こんなことでもないと見直す機運は生まれないでしょう。
それだけ過去の栄光が大きすぎたのです。
むしろチャンスと前向きにとらえるべきです。
戦法も見直しが必要かもしれませんし、守備の要のキーパーの育成、ポスト沢を担うキーパーソンの育成も欠かせません。
この屈辱をバネにして、なでしこジャパンが蘇ることを期待します。
同時に我が身に置き換えれば、今期の上期決算はまずまずでしたが、絶対に警戒心と緊張の糸を切らしてはなりません。
私達は常に勝ち続ける集団でなければならないと今一度、肝に命じましょう。


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