耳学問と創意工夫が会社を伸ばす

稲盛さんは次のように言っています。
「大学などで得た学問ではなく、人から教えてもらう耳学問で技術は進んでいく。こうやって知恵を付けていけばいいのです。京セラはそうやって発展していった。この原点は松下幸之助さんにあります。小学校しか出ておられず、直ぐに丁稚奉公に行かれました。その後はもっぱら耳学問で知識を伸ばしていかれたのです。なぜ耳学問だけで伸びたのかというと、そこには創意工夫があったからです。何でや?と常に疑問に思いそこから工夫を重ねていく。この精神が松下電器をあれだけの大きな企業にしたのです」

私達は権威付けされたところで学ぶことが技術の進歩のように感じています。
もちろんそのことを否定するのではありませんが、一見、無駄なように思えることを聞きかじって、そこから発想して色々創意工夫するということが実は非常に大事なのです。
小耳にはさむことをないがしろにしない、これは有意注意や報連相にも通じます。
聞かれることに面倒だと思う人もあるかもしれませんが、何度も何度も同じことを聞くのは問題かもしれませんが、部下の方がなんで、なんでと聞き返して来ることを嫌ってはいけません。
時にはうざいと思うかもしれませんが、そのことが人を成長させるのです。

営業もちょっとした聞き込みがビジネスチャンスに広がることは少なくありません。
アンテナを高くとよく言いますが、それはその人の聞く感性の鋭さでもあるのです。
その意味で正しい報連相は、ちょっとした話こそが実は大事なのです。
よく結論を報告すればそれでいいと思ている人がいますが、むしろそれに至る耳よりな話、外れた話の方に大きなヒントが隠されていることは少なくありません。
そうしてつかんだヒントから新たな営業戦略が、商品開発が、新技術への挑戦が生まれることは少なくないのです。
自分がたいしたことはないと勝手に判断したことが、実は別の人、例えば上司や他チームの人にとっては大きな情報だったということはよくある話です。
だからチームや仲間でわいわいがやがやとあ~だ、こ~だと情報交換することは非常に重要なことなのです。
いわば互いの耳学問を交換し合いながらひとつの戦略や新商品を生み出す場になりうるのです。
耳学問をバカにしてはいけません。
そして創意工夫が加われば会社は必ず成長するのです。


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