一燈照隅　万燈照国（いっとうしょうぐう　ばんとうしょうこう）

先日、滋賀県で開かれました盛和塾の例会において、ある方の挨拶でこの言葉が紹介されていました。
比叡山のおひざ元ということもあって最澄大師の言葉と紹介されていましたが、ネットで調べる限り誰が発した言葉かは諸説あるようです。

それはともかく「ひとつの燈（ともしび）は一つの隅しか照らさないが万燈は国を照らします。一人一人がひとつの隅を照らしていけば初めてその国は明るくなります」という意味で、一人一人の役割を強調している言葉です。
国の政治は急に解散模様となって、小池東京都知事が新党を立ち上げたりと選挙一色となってきましたが、その際大事なことは一人一人の一票が積み重なって万燈照国となるのだという気概を有権者全員が持つことだろうと思います。

このことは会社経営においても言えることです。
皆さんから見れば自分は何十分の一人にしか過ぎず、照らしている隅は一角かもしれません。
でも、その人のお客様から見ればその一角が当社・シスケンのすべてなのです。
隣の隅を誰かがどんなに煌々と照らしていようとも、お客さんの目線はその一角にしかいかないのです。
だからどんなに些細なことでも手を抜いてはならないのです。

この程度なら、これぐらいならの安易な妥協が二度と付き合いたくないと思われたり、なんと暗い不透明な会社だとなるかもしれません。
私たち一人一人が会社を照らす燈火を掲げているということを絶対に忘れてはなりません。
同時その燈火を掲げているあなたがシスケンを代表しているという自覚が何より重要になってくるのです。
そのような思いを込めて今朝のフィロソフィは「一人一人がシスケン」です。