人は己に克つことによって成功し、己を愛することによって失敗する

これは目下の大河ドラマの主人公・西郷隆盛の言葉です。
私が好きな言葉でもあります。
ただ、これを実践するのはなかなか大変です。
誰もが自分が可愛いからです。
特に、戦後の日本の教育で益々この傾向は強まり、今や日本人は皆こぞって自分ファーストの時代です。
よって益々、西郷の言葉のようにはできなくなっているのが我々です。
私は思うのですが、己に克つのはかなり難しい、しかし、己を愛しすぎているぞっと、反省することはできなくもない。
己を愛するあまり、周りが見えなくなって自分勝手な言動になったり、気の強い人は恥をかいたとか、プライドが傷ついたという傲慢さが顔を出したり、はたまた気の弱い人は自分はダメだとか、ついてないと愚痴ったりするのです。
そして無性に腹が立つ、はたまた悲しくなる。

私は己を愛することを少しですけど、コントロールできるようになった気がします。
すると実に気分が楽なのです。
自分のプライドや誇りなんて実にくだらないと思えてきます。
自分の面子が潰れたとか、恥かいたとか、相手に勝った負けたとかもどうでもいいことで、意義ある一日になったかどうかの方が余程、大事なのです。
会社の上下関係もくだらない。
パートナーになってくれる人なのか、なれない人なのかだけなのです。
お陰様でありがとうございますという言葉が自然と出るようになってきました。
特に、3階に行ったときには必ず分離礼でありがとうございますと挨拶してから入るようにしようと自分で決めました。
最初は思いました。
社長が社員の皆さんに向かってありがとうございますって頭下げるのはやり過ぎではないか、おかしいのではないか。
でも確か松下幸之助は会社を出ていく営業マンの背中に向かって手を合わせたという逸話を思い出し、それと同じだと思い直しました。
それに自分の傲慢さを直すためにはこれぐらいやらないとダメだろう、トイレ掃除と同じ、これも修行と割り切ったのです。
一年ぐらいたってその抵抗感がなくなった時、なんとも楽な自分の心持に気がついたのです。
すると他人の言動にも余裕というか、その人の本質が少し見えてくるような気がし出しました。
まぁなんと利己的なとか、みっともないなぁとか、逆に可哀そうにとすら思える時があります。
それではツキは逃げるだけなのにって。
そして自分に言い聞かせるのです、ああなっちゃいかん、もって他山の石だぞって。

己に克つまではとても行きませんが、自己を愛する心はコントロールできるように確実になります。
もちろん時には失敗も多々ありますが、そうなれることは断言できます。
そのコツは反省することです。
今日一日、自分のことばかり自分は考えなかったかとか。
そして、感謝することです。
私は寝る前と朝、仏壇の前で毎日これを習慣にしています。
それと物事を判断する時、真っ先に浮かんだ自分の答えを一度否定することです。
それは利己ではないか、相手のことを考えているのか。
この二つで自己愛に対してかなりの制御が働くようになります。
そうすると本当に気が楽なのです。
自分を苦しめているのは自分への愛、見栄やプライド、過ぎた欲望なのです。
自分を苦しめているのは自分というわけです。


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