今も輝く西郷隆盛の言葉

稲盛塾長が「天を相手にせよ」との演題で講話した中で西郷隆盛の言葉を紹介しています。
「昔から主君と臣下が共に自分は完全だと思って政治を行うような世に、上手く治まった時代はない。
自分は完全な人間ではないと考えるところから初めて下々の言うことも聞き入れるものである」
この言葉は謙虚にして驕らずにも通じる教えだと思います。
つまり自分は間違っていない、正しいとばかり思っている人は、自己主張ばかりが強くなり、反省もしませんから、徐々に周囲の人から疎んじられていきます。

間違いを起こさない人なんていないわけですから、例え自分は正しいと思っても何か自分が勘違いしていないか、あるいは言い方がまずいのではないかと考える謙虚さがあれば、周囲の意見を一旦は受け入れますから、より発展したいい知恵が浮かんだり、判断に到達することができます。
自分は間違っていないと言い張る人ほど成長しないなぁと思います。
得てしてこのタイプの人は頭がいい人や自己保存の本能が強すぎる利己的な人が多いと思います。
特に、頭がいいのに聞く耳持てないタイプの人は自分の生まれついての才能を私物化しているわけですから、なんとももったいないことだと思います。
そしてこの手の人は仮に成功したとしても、成功したことによってさらに自己の正さに確信を持ってしまうので、己を過信し、傲慢になって、最後は大きく転落していくことになります。
立派な経営者だった人が晩年没落したりするのはすべてこのタイプだと稲盛さんは言っています。

これに対して周囲の人の方が間違っているかもしれないけど、一旦、その意見を受け入れることができ、その上で思考することができる人は心の器量が大きな人であり、それだけ成長していく人だと思います。
周囲の声を聞き入れますから人も集まってきます。
国を引っ張る政治家も含めて上に立つ人はそのような人でなければ、その国や組織は発展していかないのであろうと思います。
西郷が言う通り、自分は完全じゃない、時には間違うと自らを戒める器量を私も持ちたいと思います。
自分の心の器量を大きくするコツのようなものを西郷のこの言葉は教えてくれていると思います。
私もまだまだですが、自らを戒めて心を高めていきたいと思っています。


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