素直な心と反省ある人生、そして感性的な悩みはしない

「過ちを改めるにあたっては、自分から誤ったとさえ思いついたらそれでよい。
そのことをさっぱり思いを捨てて、直ぐに一歩前進することだ。
過去の過ちを悔しく思い、あれこれと取りつくろおうと心配するのは、たとえば茶碗を割ってそのかけらを集めてみるのも同様で何の役にも立たない」
盛和塾の機関誌に掲載されていた言葉です。

過ちは誰にもあるものです。
あれこれ悔やんだり、とりつくろったり、心配したりするな、誤ったと思いついたらそれで良しというわけです。
一番やってはいけないことは心の奥では誤ったと思っているのに、自らの過ちを認めることを嫌い、誤ったことを認めようとせず、なんとか言いつくろう、相手を言いいくるめようとすることです。
一方で、いつまでもぐじぐじと過ちを引きずり悩む、いずれも我々凡人が陥る罠です。
よく不祥事を起こした人が記者会見なので、自分を守ろうとして詭弁を弄し、かえって墓穴を掘るというパターンをなんども見てきました。
素直に自分の間違いを認めることができる人かどうか、何かやらかした時の対処はそれで決まります。
塾長はよく素直が一番と言いますが、素直な心は反省ある人生を心掛けるに通じるわけですが、結局、自分の過ちを受け入れる器量がその人の成長とその後の人生を決めるのです。
そして反省はしても決して悔やまない、悩まない。
まさに感性的な悩みはしないです。

大事なことはその過ちを繰り返さず、克服していくことにエネルギーを注入することなのです。
くどくど悩まず、割り切って、克服していくことにこそ熱い意志を持つべきなのです。
我が人生、失敗の連続であったと言った本田宗一郎のごとく、成功する人達とは気持ちの切り替えの早い人達でもあるのです。
自分の気の力を変えられない過去を悩むことに使ってはならないのです。
素直な心、反省ある人生、そして感性的な悩みはしないはまさに人生を成功に導く三位一体の法則なのです。